ロスジェネ勤務医の資産形成ブログ

ロスジェネ世代麻酔科医師のコッカーマリンです。資産形成や日々のことについて感じたことを書き綴ります。

やはり世の中は自分の頭で考えた通りになんてならない

こんにちは、ロスジェネ勤務医(@losgenedoctor)です。

 

ぼーっと昔の自分のあるブログ記事を読んでいて、思ったことがあったので。

 

去年の7月のエントリーです。

www.cokermarin.com

 

コロナがみんな怖いから飲食店に行かない。なら安心できるレストランってどんなんだろう?

こんな感染対策バッチリのお店を作ったら良いんじゃないか?

という意図の内容でした。

 

個室限定のお店で、店員は定期的に検査をやっている、アルコールによる清拭も店員が目の前でやる、空調も飛沫のことを考えたもので...

みたいな内容です。

まぁ確かにある程度理にはかなっているように見えますが。

 

でも実際あれから一年以上経って、こんな風にコロナ対策完璧です、で流行ったお店なんて無かったですよね。

僕なんかの頭で考えたような通りには、世の中ってやはり動かないもんなんだなぁと感じました。

 

「みんなコロナが怖くてお店に行かないから、もし安心なお店ができたら行く」というわけでは無かったんですね。

どんなお店であれ、行く人は行くし、行かない人は行かない。

飲食店のいう、「感染対策やってます」なんて、みんな信じてない。

お店としてはそう言って、なんとか客に来てもらわないといけないんだろうな、仕方がないよね、そのあたりまでみんなちゃんと分かっている。

 

パンデミックの話なので、みんなの全体としての行動が大事なわけです。

知らず知らず醸成される社会の雰囲気と、国から公式に出される緊急事態宣言や蔓延防止措置の(心理的)効果が感染の状況を左右するんだなぁ、といつも感じています。

個々のお店がいかに頑張ってるか、なんてものは全然評価されない、と。

 

つまり、今感染者が増えてヤバい感じだけど、あのお店だけは感染対策完璧だから行こうぜ、とはならないということです。

経営者の人たちはそんなこと分かっていて、僕みたいなNaiveな発想をせず、お茶を濁すような「感染対策」をやってるのが一番コストパフォーマンスが良い、と考えていたのでしょうね。

 

でも一般の人の肌感覚って、結構すごいなと思います。

毎日報道される感染状況から雰囲気を察知して、みんな自然と出かけるのを減らす。そして感染者数が勝手に減っていく。

生き物としての本能なのでしょうか?

 

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にしても、ブログをやって一応テキストに書き留めておくと、いろいろと後から自分の考えを検証できていいです。

ブログを書いて、みなさんに読んでいただきたいと思ってはいるのですが、自分が一番後から読んで利用できている気がしますね。