ロスジェネ勤務医の資産形成ブログ

ロスジェネ世代麻酔科医師のコッカーマリンです。資産形成や日々のことについて感じたことを書き綴ります。

ショッピングモールで二酸化炭素濃度を調べてみると、それなりに高い

こんにちは、ロスジェネ勤務医(@losgenedoctor)です。

 

先日こんなものを買ってみました。

持ち歩ける、二酸化炭素濃度計です。

 

僕は以前からみんながコロナ蔓延防止防止と言う割に、二酸化炭素濃度の測定器がそのへんに沢山無いのが不思議だったんですよね。

 

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麻酔科医としての性なのか、とにかく治療の前にモニタリングが何より大事だ、と思うんですよね。

今のコロナの環境対策って、麻酔診療でいうと、血圧も測らずに「こういう場合は血圧が下がることが多い」という知見だけを頼りに血圧を上げる薬を使っているようなものじゃないかと思うんです(極端に言うと)。

思ったより安かったので、上記の測定器を買い、あちこち調べてみました。

出る数値の単位はppmで、1000ppm以下だと換気良好、1000-1500ppmだとちょっと換気しましょう、1500ppm以上だと感染のリスクが上がってくるレベル、と大体思っていれば良いみたいです。

 

家でやってみると、僕の家は木造の一軒家なのですが、いつも550-800ppmくらいでした。

脱衣所を閉めきってストーブを付けた状態で5分くらいしてから測ると2000近く、キッチンで火を使って料理をやると1200くらい、という感じ。

いずれも窓を開けなくても家の中のドアを開けるだけで1000以下にすぐ戻りました。

 

働いている病院で測ってみると、どこで測っても600-800ppmくらいで、換気がちゃんとできているのか病院の建物がボロいだけなのかわかりませんが、意外と空気感染は医療施設内では起こらないのでは?という感触がありました。

 

問題はショッピングモールで、先日某大手ショッピングモールにでかけた時に測ったところ、みなが移動するフロア部分で

100円ショップが入っていたのでその中で測ったところ、

あるファストファッションのお店に入って測ったところ、

 

というように、思ったより換気が悪いんだなぁと感じました。

 

あれだけの大空間で、大手の企業が運営しているし、いくら人が多くても換気は十分にされていると思っていましたが、意外とそうではないのかもな、と思いました。

ちなみにこの測った日は、お客さんはそこまで多くなかったです。

 

僕の考えはコロナ対策厳しくするべきだ、というより、そんなに気にせず元通りの生活を取り戻しましょう、という方が強いのですが、今回実際あちこち測ってみて、世の中換気換気!感染対策!という割に全然モニタリングもしてないし、社会って何をやっているんだろう?という思いも強くしました。

 

やはりあの様な不特定多数が集まるところでは何らかの機械を入れたりして換気をもっと入れるべきだし、二酸化炭素モニターのような仕組みは推進していくべきなんじゃないかと思いました。

今後コロナ以外の呼吸器感染症が広がった時にもきっと応用の効く社会対策でしょう。

 

ちなみに家族四人で車に乗っている時に二酸化炭素を測ったら、5000ppmの上限振り切れていました。

冬場の車内というのは多分無茶苦茶感染リスク高いので、他の家族を乗せて動く時などは相当気をつけないといけないんだろうな、と思いました。

 

ちなみにこれも↓持っています。

家の中にあってもそんなに変化しないのでおもしろくないですけどね。