こんにちは、コッカーマリンです。
「人間はほっておくとスポイルされるようにできているのだ」
SNSをみていても、現実に周囲の大人をみていてよく思うことがあります。
医者でも多分他の職種でもそうでしょうが、歳をとると新しいことを覚えたり勉強したりすることをどんどん避けるようになります。
この世の中、資本主義が、ということかもしれないですけど、テクノロジーや考え方というのは常に進化しています。進化ではなく単なる変化の場合もあると思いますが、とにかくある時点においての「自分」というものに固執すると、次の瞬間にはもう古い人になってしまうと思うんですね。
例えばSNSとか。
毛嫌いしてやらない人たくさんいます。
キャッシュレス決済ですらやろうとしません。「めんどくさそう・ややこしそう」で、ちょっと調べてある程度詳しくなろうとすらしない。
資産運用でも、証券口座開いてインデックスを積立購入設定したらいいだけなのにやらない。
iDecoとか、もうお金がそこに何十万円も落ちてるようなものですよ。
仮想通貨とかブロックチェーンが何なのか、一度くらいGoogleで検索したことすらないなら相当危ないと思います。
別に周囲の変化に合わせて常に変わっていく必要はないと思うんですよ。
そんなことしなくても問題なく生きていけるし、コロコロ変わりすぎると自我が何かわからなくなってしまうかもしれない。
ただ、人生は結構長いです。
常に変化進化する姿勢がないと、知らない間に完全に古臭い人間になってしまいます。
それを私は恐れます。
少なくとも新しい技術なり考え方・スタイルがでてきたら、何が優れていていまそれが出てきたのか、その仕組なり文脈を理解するようにしたいです。
あとGoogleで検索してヒットする上位3つくらいの記事は読むように心がけています。
最近だとこれが面白かったですね。
ロスジェネくらいの人たち。
学生から社会人になって、常に怒られ続けてきたと思うんですよ。
社会の中でも未熟者ですから、しょうがない。
で、新しいことめんどくさいこと学ばされ続けてきたんですね。
仕事意外でもやりたくないこといっぱりさせられてきました。
この時期だと忘年会の芸とか。
アラフォーくらいになってくるとそういうのをしなくてもよくなってくる。
ある程度偉くなってて誰かから何かを強要されなくなってきてるとか、もうあいつに言ってもだめだからと諦められているからかもしれません。
赴任した年なのに忘年会の芸をやらない、とかはいいんですよ。
でも新しいことを勉強する姿勢がなくなるのが、やばいんです。
どんなことでも知らない分野では自分は新人みたいなものだから、昔の怒られ続けたいやな感情が復活するんでしょうか。
だから避ける。
そしてスポイルされていく。
医者でもそうで、麻酔科なら手術麻酔ができるようになって専門医もとって、これでアガリ、と成長がピッタリと止まってしまう人が結構います。
私はそのまま一生いけるとは到底思えないんですよ。
このブログでも何度も言っているように資格とか業界のタテマエとかによって守られてきた障壁が今後くずされていきそうなこの時代、手術麻酔しかできませんではこれは辛いと思います。
医局にいれば安心とかそれも、間違った考えです。
医局なんてのは医局が生き残る行動原理で動いているのでもしもの時でも医局員を守ってくれません。
職場をかわりに斡旋してくれるのでそういうときは楽ですけどね。ただそれだけのことで、自分で探そうと思えばいくらでも情報は手に入る時代です。
9時5時ママさん女医なんかも、ある意味スポイルされている人たちなんですよね。
実はもっと頑張れるのに、定時帰り当直なし、みたいなのを許されているうちに本当に何もできない人たちになっていく。
同じ時期にきつい症例がんばってやって、当直頑張って、論文も書いて。。。
みたいな人たちに後から追いつけるわけありません。
「9時5時で終わる軽い麻酔だけやっていって、問題なく死ぬまで人生謳歌していけるんだ」
と明確に先が読めているならOKでしょう。自分の実家がすごい資産家、とかで。
職場でもう完全にスポイルされつくした老害たちをみていると、絶対こうはなりたくないとひしひしと感じます。
なので最近全く門外漢だった分野の勉強を頑張ってやっています。
やってみると新鮮で、面白い。
できたら他に医療以外のこともやりたいですけどね。
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