こんにちは、コッカーマリンです。
しょうもないタイトルをつけましたが、要するにエフェドリンを使う、ということがいいたいだけです。
田代まさしは「覚醒剤」、沢尻エリカは「MDMA」を使っているということでエフェドリンではないですけど覚醒剤「アンフェタミン」「メタンフェタミン」はエフェドリンから合成されますし、「MDMA」はメタンフェタミンと化学式がすごく似た薬物です。
医者の中で一番エフェドリンを使うのは多分麻酔科医ですよね。
エフェドリンアンプルには「エフェドリン ナガヰ」と書かれていますけど、「ナガヰ」とは長井長義という明治時代の日本の薬剤師の祖みたいな人で、世界で初めて麻黄という植物からエフェドリンを分離精製した人物です。喘息とか鼻詰まりの薬として使われていたそうです。
エフェドリンを原材料として作られるのがアンフェタミン、メタンフェタミンという覚醒剤です。エフェドリンも交感神経賦活作用ありますし、なんか元気になりそうですよね(別に元気ではないんでしょうけど)。
ヒロポンとか戦後蔓延して社会問題になった薬はまさにメタンフェタミン覚醒剤で、戦時中に軍部が兵隊に使わせるために持っていたものが闇に流れたとも言われています。
今でも日本の薬物事件は麻薬より覚醒剤が多いですが、そんな歴史も関係あるのでしょうか。
なぜ芸能人は薬物犯罪が多いのでしょうか。よく捕まりますよね。
まだまだたくさんいるのでしょう。
単にアクセスしやすいかどうか、だけという気もしますが芸能人のように先がはっきりとは見えない人生だと不安も紛らすためについ手を出してしまうんだということも言われますよね。
「こうやっていれば人生OK」みたいな安定感が無いといろいろ手を出してしまうんでしょうか。
麻酔科医も薬物中毒多いと言われていて。フェンタニルとか自分でアンプル切って使いますしね、はっきりいってこっそり持ち出すなんて簡単だと思います。
これは完全にアクセスのしやすさだと思いますね。麻酔科医がストレスの多い仕事だからとか、そんなことよく言われますけどそんなことは無いと思います。
麻酔科学会のホームページにまでこんな箇所が。
こういうやつがいたら怪しい、みたいなチェックリストもあります↓
1 麻薬処方量が増加する
2 気分変化が激しく、うつや怒り、興奮、多幸感などを繰り返す異常な行動様式を示す
3 診療録の記載が雑になり、読みづらくなっている
4 麻薬処方量が施行手術に不釣合いに多量となる
5 食事交代や休憩交代を断るようになる
6 一人で麻酔をすることを好む
7 緊急手術でも麻薬を大量に用いる心臓外科手術などは進んで引き受けようとする
8 他の人の麻酔を進んで交代しようとする
9 仕事が終っても遅くまで病院にいることが多くなる
10 通常の仕事以外(当直など)も志願することが多くなる
11 しばしば症例と症例の合間には連絡が取れなくなる
12 回復室での麻薬投与も自分で行うと言い張る
13 トイレ交代の要求が多くなる
14 注射痕を隠すためや麻薬使用時の寒気を防ぐために、長袖の上着をよく着用する
15 瞳孔は縮瞳していることが多い
16 ICU入室時に患者が麻酔記録上の麻薬使用量に不釣り合いな術後疼痛を訴える
17 体重減少や皮膚蒼白がみられる
18 注射している現場が発見されることがある
病院外
1 家族や友人から離れ、趣味の仲間からも遠ざかっている
2 気分変化が激しく、うつや怒り、興奮、多幸感を繰り返す異常な行動様式を示す
3 異常な浪費、違法行為(飲酒運転)、ギャンブル、不倫、職場でのトラブルなどがよくみられる
4 家庭内の不和、喧嘩、論争が頻繁に、しかも激しくなる
5 頻回に職場をかえている
6 薬物のそばに居ようとする。仕事が無いときでも遅くまで病院に残ろうとする
7 トイレや他の部屋に鍵をかけて閉じこもるようになる
8 錠剤、注射器、酒壜などを身の回りに隠すようになる
9 血の付いたアルコール綿や注射器の放置を認める
10 発汗やふるえなど、禁断症状がみられることがある
11 瞳孔が縮瞳していることが多くなる
12 体重減少や皮膚蒼白がみられる
13 注射痕を隠すためや麻薬使用時の寒気を防ぐために、常に長袖の服を着ている
14 薬物を注射している現場を見られることがある
薬物中毒はアタマおかしい人みたいに思ってる人が多いでしょうけどエフェドリンは葛根湯にだって含まれていますしタバコお酒コーヒーなど、習慣性中毒性のあるものは世の中に溢れています。
タバコやお酒による害はものすごいものですが政府公認で国の財源にもなっています。どうみても大麻や麻薬覚醒剤となんら変わらないんですけどみんなそういうふうには思っていませんよね。不思議なものです。
コーヒー毎日飲むのだってどう考えても中毒ですよね。
お酒毎日飲むのと覚醒剤はぜんぜん違う、という印象はありますけどね。
しかし覚醒剤の中毒って、普通の人が想像するような「シャブ中の人」みたいなのではないのでしょう。
今回のMDMAみたいなうまく作られた薬なら別に普通に社会生活送れますもんね。
沢尻エリカもピエール瀧も10年以上クスリやりながら芸能界の一線でやってたわけですよ。
OKかNGか、誰かが特に根拠なく決めてるだけです。国なんて中毒者たくさんつくってそっからアガリを得てひどいもんですよ。
だから本当は覚醒剤も大麻も別にやっていいんだよ、とはなりません。これは重要です。
私達がそれぞれ科学的に何が良くて悪くて、というのをアタマの中で考えるのはいいですが、国の枠組みのなかにいる奴隷であることをくれぐれも忘れてはいけないのです。
大麻は実はタバコより安全だ、みたいな話ありますが国がタバコはOK(で、税金を払え)で大麻は違法だと決めればそれがすべてです。
この世は覚醒剤でもお酒でも気持ちが良くて楽しくなる身体に悪いものが溢れている、しかしドン(=国)にアガリをもたらすモノしか認められていなくてそれ以外をやったらやばいことになる
ということを意識しないといけません。賢い奴隷になるというか。
僕は国が認めていないもの、みんながやっていないものはいいものに違いないという心理バイアスもそもそもそういったものに手を出す原因なんじゃないだろうかと思っています。
そういう錯覚につけいってくる奴らに騙されるな、と思いますね。
芸能人は人と違うことをしてその差で稼ぐ仕事なので、すこし「やってはいけないこと」に手を出しやすい性質があるのかもしれないですよね。
どちらにしてもなぜ違法薬物がダメなのか、法律で禁じられているからダメなんだとか心身を壊すからダメなんだというのは、今の時代すこし弱い気がします。