こんにちは、コッカーマリンです。
普段僕は医局にもう半分属していないような医者とばかり接することが多いです。
いわゆる「そういう病院」にいるからですね。
まぁそれはそれでいいんですけど、医者にとってちゃんと医局にいることのメリット、というのは確実にあると思います。
まず、同僚や先輩に学べますよね。
同じ科で、同じくらいの経験数で、「まともな」麻酔科医ってね、ハッキリ言って医局にしかいないと思うんです。
個人的には、かもしれないですけど。
悲しいかなまともな医者というのはやはり現状医局にしかあんまりいません。
あと、学べなくたって麻酔の話が普通の話としてできるっていうのも実は貴重です。
同じ医局出身同士だとなにかと話がスムーズ。
育ってきた環境が違うと、なんか麻酔の話でもお互い違和感があったりして、普通に思ったことを話せるというのは実は貴重なんですよ。
そのあたりはなかなか医局というものを離れないと気づけない部分かもしれません。
もちろん、麻酔でピンチの時も助け合えるというのもあります。
というかピンチに陥るような状況が、ちゃんとした医局運営をされているような病院で多いということなのかもしれないけど。
クサいかもしれませんが、お互い助け合って信頼し合える関係の中で仕事をやっていけるというのは、やはり人間が生きていくことにとって力になるものです。
医局なんてデメリットも多いですが、メリットだってこんなふうにあるんですよね。
医局に属するメリットって、よく考えてみたら「人間同士のコミュニケーション」から生まれてくることばかりですね。
医局にせっかく属しているのに、うまく周りとコミュニケーションとらずに過ごしている人って、メリットを受け取らずデメリットだけ享受している人達なのかもしれません。