ロスジェネ勤務医の資産形成ブログ

ロスジェネ世代麻酔科医師のコッカーマリンです。資産形成や日々のことについて感じたことを書き綴ります。

「孤独問題」について考えてみる

こんにちは、ロスジェネ勤務医(@losgenedoctor)です。

 

自分も人生の半ばをおそらく過ぎて、老後のことなどを考える時があります。

しかし、大抵なんでも今想像することと実際そうなった時では感じ方はぜんぜん違うものなので、老後自分がどの様に考えて行動するかは分かりませんが。

 

昨今、世の中で起きている事件や社会問題、その大きな根っこにあるのは孤独問題というケースはおそらく多いんじゃないかと思います。

犯罪を犯す人、社会福祉に頼らなければ生きられないような人、すべて何らかの形で「孤独」というものが関わっている。

 

孤独といっても、一人暮らしで仕事と家の行き帰りだけの生活の人間、みたいなのばかりじゃなくて、夫婦で暮らしていても全然コミュニケーションが取れていなくて孤独である、みたいなのもあります。

おじさんが退職して家にいてもうっとおしがられて孤独で、暴走老人になってしまう、みたいなのもあります。

 

自分には関係のない話、とも思いません。

自分から連絡をとって人と積極的に会うようにしているタイプではないので、この後老人になって仕事をやめて、子供も出ていって普段しゃべる相手が妻だけになったらどうしよう?とか思います。

ちょっとやばそうですよね。

 

特に医局を辞めて、自分と同じような麻酔科医と接することが減った自分としては、特に不安があります。

こういうのはドロッポ医しか分からない感覚かもしれません。

いやもしかしたら、医局にいても周りとうまくコミュニケーションがとれないまま年をとって、また別の病院に行かされて晩年を過ごす、みたいなほうが孤独を感じたりするのかもしれませんが、どうでしょう。

 

人って人に話を聞いてもらいたいんですよね。

身も蓋もない話ですが、Twitterをすることも根っこはそういうところからきていると思います。

僕も思ったことを人に伝えて、多少なりとも反応が欲しい。

いいねを押してもらえると、聞いてもらった!って喜んでいるわけです。

 

孤独を克服するには、努力が必要です。

これは何年か前くらいから思い始めたことです。

中年になると、みんな多少なりとも感じるのではないでしょうか。

 

孤独に陥るかどうかに関しては、男女差がかなりあると言われています。

女性は基本的に周りとコミュニケーションをとるタイプが多く、年をとってもずっと友達があちこちにいて、ずっと電話や井戸端会議で喋っているイメージがあります。

男性はやはり孤独になりがちで、晩年孤独と戦うことになる人が多いのだと思います。

 

男性の自分からみると、おばさん達はあれこれ悪口を言ったり言われたり、気を使ったりしながらも付き合わないといけないのに、よくずっと連絡取り合うなぁ、と不思議に思うことがありますが、実は晩年の孤独回避を本能的にやっているのかもしれませんね。

 

よく夫が死んでも女性はその後長生きするが、妻が亡くなったら男性はすぐ死んでしまう、みたいな話もありますよね。実際にデータでも示されています。

男性は孤独にとにかく弱い

 

孤独を回避するために自分の居場所を複数作れ、という話を聞くことがあります。

仕事場の仲間、家族だけじゃなく、以前の職場の知り合いとも積極的に会うようにする、別の仕事をやっている学生時代の友人と連絡を取りあう、その他にも趣味の集まりみたいなのに入りそちらの人脈も増やしておくジムで知り合いを作る、なにかスクールに行って友達を作る自治会活動みたいなことをがんばってやってみるなど。

パパ友の輪を広げてみる、みたいなのもいいかもしれません。

 

もしかしたらツイッターなんかも、実はそういう役割りの一翼を担っているのかもしれません。

 

素直にそういうのっていいことだな、と思います。

仕事場で確立している「自分」だけに安住するのではなく、どこの馬の骨とも分からない自分として、あるコミュニティに入っていく経験、これはきっといろんな意味で良い効果があるはずです。

そして何より、「孤独」回避になります。

 

若い人がこれから成功するために色々とチャレンジしてみる、人脈を作っていく、ということと似ているような気もしますよね。

そう考えると、少しワクワクするような気がしなくもない。

 

次のエントリーはこの「孤独問題」に今回のコロナが与えた影響、ということについて考えてみたいと思います。

 

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