こんにちは、ロスジェネ勤務医(@losgenedoctor)です。
オリンピック開幕しましたね。日本メダルラッシュで、なんだか気分も盛り上がってしまいます。
ただ、なんとなく町を歩いているとそのオリンピックの影響か、なんだか浮かれた雰囲気がそこここにみられて、また感染拡大に拍車がかからないかなぁ、と心配になったりもします。
オリンピックの開会式の最後の聖火ランナーは大坂なおみさんでしたが、これは良い選択だったと思いました。
とくに小山田圭吾氏の話などが直前にあったので、今の世界のポリコレにちょうどあった人選だったのではないかと。
最終ランナー大坂なおみは大正解だと思う
— ロスジェネ勤務医 (@losgenedoctor) July 23, 2021
大坂なおみさん、個人的にはそんなに好きではないタイプの人なのですが、国際的な場面では世の潮流にあった人を選ぶべきで、正解だったと思います。
ESGの[S(社会)]の部分なのですが、今後何十年かは基本的にダイバーシティ、ポリコレ、リベラル、そういった言葉からイメージされるように世界は動いていくと思います。
小山田圭吾氏のやったようなこと、それを一度組織委員会がスルーしようとしたことなど、あまりにも世界の潮流に反しているなぁ、と思っていましたが、なんとか踏みとどまってくれた、という印象です。
そういえば日本株、とくにファーストリテイリングやソフトバンクGが株価低調で、日経全体も調子が悪く、僕のもっている個別株もえらく損失を抱えているわけですが、とくにファーストリテイリングとソフトバンクGの株価が今下がっているのはすごく象徴的だなと思っています。
ファーストリテイリングの株価が下がっている一つの原因に、新疆綿の問題が指摘されています。
新疆綿と、ウイグル自治区の強制労働の問題が結び付けられて、世界中で中国製の衣料品の不買運動が起ころうとしているのですが、ユニクロは中国からなかなか手を引けないんですね。安くて質の良い繊維素材、ビジネスモデルの根本に関わる話ですから、それもそのはずです。
中国ではテック企業の引き締めを政府がやり始めて、株価が恐ろしいくらいにここ一週間くらい下がり続けています。このまま世界のマーケットから中国企業いなくなってしまうんでは?と感じるほどです。
いま中国では何が起こっているのでしょうか?
Voicyでおなじみのサウザー氏の一連のこのツイートがとても面白かったです。↓
ソフトバンクGの株価が下がっているのはとにもかくにもソフトバンク・ビジョン・ファンドの投資先として中国企業が多いからであって、今くらいの下落で終わらない可能性があります。
とにかく、世界の潮流としては今「脱中国」で、西洋式の「ポリコレ」がさらに力を増している雰囲気を感じます。
それがいいとか悪いとかいうことはさておき、個人として意識しようと思っていることですが、世界の潮流としてそうなっていることをちゃんと理解して、なおかつ新疆綿の不買運動とウイグル自治区の問題を単純に結びつけて考えてしまうような、単純な理解で世の中をみないようにしよう、ということです。
ツイッターでみてても日本のネット世論では大坂なおみさんを嫌う意見が多いようですが、そういう雰囲気全体がどちらかというと日本のガラパゴス化であるんだろう、と感じています。