こんにちは、ロスジェネ勤務医(@losgenedoctor)です。
東京都に4回目の緊急事態宣言(7/12-8/22)が出されることになりました。
東京都の新規感染者数、重症者数の推移をみれば、しょうがないのかなという印象です。


オリンピックの開会式は7/23(金)で、まさに緊急事態宣言真っ只中のオリンピックという、多分政府が一番避けたかったであろう事態になってしまいましたね。
個人的には現時点ではオリンピック開催に関して反対でも賛成でもないのですが、なぜそこまでして開催を強行したのか、どういう力学が一番大きかったのかには興味はあります。
いろいろ言われていますが、何年かしてからじゃないと多分わからないでしょうね。
そして2周間前くらいは、やるんだったらオリンピックまぁいいじゃないか、という世論の雰囲気になりかけていたのに、今はどちらかというとまた反対意見のほうが強くなってきてる気がします。
スタジアムでの酒提供のゴタゴタなんかもありましたしね。
一時はワクチンで集団免疫ができ、どんどん経済再開して元通りになると期待されていた世界のコロナ感染状況ですが、デルタ株のせいなのか、ワクチンが一番進んでいる国ですらまた感染者が増加し始めました。


デルタ株恐るべしです。
ファイザーから変異株をターゲットにした3回目に打つワクチンを開発するという発表もあったりして、また混沌としてきました。
ファイザーがデルタ型をターゲットにした3回目のワクチン接種(booster shot)の開発に乗り出すと発表。現行のワクチンは接種後6ヶ月で効果が低下し、デルタ型に対しては(重症化は防ぐが)感染拡大防止効果が不十分であると判断したためか。https://t.co/G1lVT4PNo2
— ロスジェネ勤務医 (@losgenedoctor) July 8, 2021
変異株がデルタ株で終わるとは限りません。感染を永遠に抑えようとしたら、世界中で次のブーストショットを打ち続けないといけないのかもしれません。
そう考えると、最初のワクチンをみんなが打ったら感染が広がっても重症化する人は減るので、本当に普通の感冒として扱っていくしかないんじゃないか?とも、ふと思います。単に感染者数の発表をなくしてしまえば、別に問題なかったじゃないか、となる気もします。
まぁ今はまだワクチン自体がそこまで打てていないので、そういう話は早いのかもしれませんが。
こんなことが今後何年も続くとなると、世界が本当に元通りにならない可能性が出てきて、結構暗い気持ちになりますよね。株価もなんか冴えない。
コロナに関しては、まだまだ終わりはこないようですね。