ロスジェネ勤務医の資産形成ブログ

ロスジェネ世代麻酔科医師のコッカーマリンです。資産形成や日々のことについて感じたことを書き綴ります。

第7波で一番思うこと

こんにちは、ロスジェネ勤務医(@losgenedoctor)です。

 

第7波も少しピークが見えてきて、ワクチンはようやく医療従事者に対しても始まりましたね(ちょっとタイミング悪すぎですけど)。

ツイッターで色々と話題を目にします。

 

オミクロン以降、子供で広がるように変異したのもあり、もうコロナが広がるのを防ぐのは無理になってしまいました。

感染対策をしてなんとかすればなんとかある程度は抑えられるんじゃないかと思いたいところですが、マスクだって隙間だらけだし、部屋の換気はどこもいい加減ですし、イベントなんかもやらないとしょうがないのでみんなやりますよね。それで生活している人がいるんだからしょうがない。

 

つまり、感染対策に理想的な状況を作ることが実質不可能な以上、体に入り込みやすくて、空気感染(エアロゾル感染)するウイルスが広がるのを止める手立てはありません

マスクもワクチンも、焼け石に水といったところです。

 

ワクチンは、重症化を防げるし、というより無茶苦茶しんどいのを、相当しんどいくらいに減らす効果が大きい。

ワクチンのリスクが、という意見はありますが、どう考えてもあのワクチンはあるタンパク質(コロナウイルスのスパイクタンパク)だけを作るだけの作用しかないと思うので、そのタンパク質およびそれに引き続く反応で有害事象が起きるのだったら、その人はコロナウイルスに感染したらもっとひどい反応が起きると考えるのは妥当でしょう。

 

コロナウイルスなんて、そのスパイクタンパク以外にもたくさん悪いものを含んだ病原体が、何倍もの量で体を一気に襲ってくるわけですから、その意味ではワクチンを打っておくのが1個体の生存戦略としては最適解と言えます。

 

ワクチン打たなくても、そもそも自分が感染しない可能性もありますが、子供がいたりする人は相当な確率でウイルスに暴露される機会が多いだろうし、まず感染することを念頭に動いたほうが良さそうです。

 

コロナ対策についてですが、いまだに濃厚接触者の洗い出しなり、出勤停止になったりするのは続いています。普通の風邪ならそこまでやらないので、やはり異常事態は続いているとも言えます。

コロナが恐ろしいからそこまでするのか?というと、実はそうではなくて感染しても大したこと無いのも事実です。

相当きつい症状が出る人はいますが、ある程度若い人なら死ぬまでいく可能性は基本的に考えなくていいし、そもそも症状がまったくないレベル(喉の違和感くらいetc)の人もたくさんいます。

 

なので「なったらなったでいいや」と思っている人がいてもいいと思います。コロナを怖がってもいいし、べつにしょうがないか、と考えるかどちらでもいいと思います。「正しい社会的考え」なんてものをそもそも作る必要はすでにないでしょう。

 

そんなことより、一ヶ月先にはどうせ収まって、話題としてコロナがそんなに出てこなくなるのはわかりきっているのに、コロナがちょっと増えただけで騒ぎすぎだな、という印象が今は強いです。

 

コロナの怖さをどれくらい見積もるか、ワクチンを打つか打たないか、正直すでに大した問題ではなくなっている話題に対して、ネットでは"自分の正しさ"を吹聴して回る人、コロナの話題一色でそれに釣られて心がコロナの事に占拠された人などが色々と意見を述べているのをみます。

 

コロナ、というキーワードが出てくると、とにかく何か正しい対応や考え方が「ある」と思い、皆が自分が「正しい側にいる」ことを主張したがります。

僕はそもそもそういう前提が間違っているのだ、ということを最近は一番思います。

とはいっても自分にとって一番正しそうだと思う選択肢をとらないといけないので、何かを選ぶわけですが、何が正しいかなんて本当はないんだよ、ときちんと理解していれば、自分と違う選択をした人を責めたりすることはないはずです。

 

完全にコロナに毒されてしまった日本社会、という気がします。どちらにしても早く感染症法上の分類を変えるなり、数の早くをやめるなど、政治がリーダーシップを発揮してうまくそちらの方向へ持っていく必要があるでしょう。

そうでないといつまでも日本社会でコロナが話題になり続け、それはきっと良いことではないでしょう。