ロスジェネ勤務医の資産形成ブログ

ロスジェネ世代麻酔科医師のコッカーマリンです。資産形成や日々のことについて感じたことを書き綴ります。

麻酔の人件費の目安を強引に計算してみた

こんにちは、コッカーマリン(@losgenedoctor)です。

 

なんとなくぼーっと考えたことなんですが、手術を一件するために麻酔をする人を雇う人件費って最低どのくらいかかるものなんでしょうか。

もちろん病院の性質によってぜんぜん違うので、一概に言えることではないので何かをこれで主張するとかいうことではありませんが、ちょっと自分的におもしろかったので書いてみます。

 

麻酔科医:8人  全員専門医クラス以上

年俸2000万円/一人

有給休暇15日

それを埋めるアルバイト一日10万円

アルバイト人件費:8×15×10=1200万円

人件費総額:2000×8+1200=17,200万+α(αは社会保障費など)

 

オペ室:12

一日症例数:24件

年間予定手術症例数:24×250日=6000件

緊急手術:500件

年間手術件数:6500

 

(17,200万円+α)÷6500=全麻一件あたりの麻酔担当医の人件費となります。

3万円くらいということになりますかね。

 

ちなみに麻酔科医8人で12列というのは、一人が術前術後診察担当・心臓外科など一人で1列しかできない列あり・当直明けは帰る、などの条件を踏まえてなんとかできるかな、と僕が考えた条件です。結構キツイですかね?

 

全麻の手術一例に付き最低でも麻酔科に3万円は人件費としてかかるんだよ、ということは1つなんとなく思っておいてもいいかなと個人的には思いました。

1000件くらい全麻の手術をやる病院は、3000万くらいは麻酔科に払う覚悟はしとかないといけない、みたいな。

もちろん条件は相当麻酔科に厳しいので、「最低限」ですが。

 

自分の今の状況を考えると、全然人件費に見合った働きしてないな、とも正直思いました。。