ロスジェネ勤務医の資産形成ブログ

ロスジェネ世代麻酔科医師のコッカーマリンです。資産形成や日々のことについて感じたことを書き綴ります。

事務の女性が出産で時短になってちょっと思った話

こんにちは、コッカーマリン(@losgenedoctor)です。

 

ある小さな気付きがあったので、その話です。

病院の総務の女性事務職員が出産して、最近復帰しました。

もともと医者のいろんな事務上のお世話をしてくれる立場の人だったので、いない間は結構いろいろと困りました。

代わりに別の職員がその仕事をやってくれるようになったんですけど。

 

時短勤務として復職したんですが、いろんな仕事を頼もうとしても「いない」んですよね。

時短もPM3時までとか決まっていない変則的なやつで、ある日は午後だけいるとか午前だけいるとかなので、つい頼み事をしずい。

「○○さん、いつ来るんですか?」っていちいち聞くのも面倒で。

 

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で、つい産休中にかわりにやってくれていた職員を探して頼んでしまうんですよ。その人はフルタイムで、大体いつもいるから。

そういう自分の行動を振り返ってみて、タイムシフト制の勤務とかって、社会全体が同時に変わらないと結構難しい面あるよなぁ...とふと思いました。

 

他部署からしたら、その人でないと駄目的な専門性の高い話でなければとりあえず手っ取り早く話が済むところに言いに行きますよね。

 

自分の部署がフルタイムが基本で、相手部署がフルタイムの人とタイムシフトの人が混合している場合、特に話の継続性が必要なことならフルタイムの人に言いに行きますよね。

 

例えばある問題症例があって、手術の何日か前に外科医が麻酔科に周術期の管理について相談にくるとします。

その場合、フルタイム勤務の「いつもいる」人に話しに行くんじゃないでしょうか。

その管理についてもっとうまくやれるパートタイム勤務医がいたとしても、その手術の日にいないかもしれないからいちいち話をもっていかない。

 

それが自分の部署も相手の部署もタイムシフト制だったら、そんなことは起きないと思うんですよ。

だれかに相談する、というよりその部署内で当然共有してもらえる話だと思って話に行く。

だからある程度以上まともな相手なら、安心してどの人にも相談できるわけです。

 

つまりタイムシフト制が基本の部署と、フルタイム制(いつもいる人がいる部署)が基本の部署が一緒に働くと、いろいろとお互い理解できない部分って出てくるんだろうと思うんですよね。

 

子育て中の女性医師で、大事な話はなんかいつも自分の頭越しで行われるなぁ...って思っている人もいるんじゃないでしょうか。

それって、多分原因はそういうことなんだと思います。

 

今の研修医の先生の「土日行かない」の話も結局はそういうことで、昔の先生はフルタイムでずっとそこ(病院)にいるからこそ得られる情報があるんだと思ってるわけですが、若い先生はしっかりとしたタイムシフト制でうまく共有したらいいじゃないかと思っているわけです。

それぞれの「働き方の常識」に齟齬があるだけですね。

 

ちなみにはじめに話に出した産休とっていた女性事務職員ですが、すごく優秀な人でその人しかできないような仕事があります。

なのでこっちとしてはその人はいなくていいなぁ、とは全然思いません。そうなると労働者としては強いですよね。

僕もそんなふうな存在になりたいものです。