こんにちは、コッカーマリン(@losgenedoctor)です。
こないだ昼ごはんの時についていたテレビから「リモハラ」というワードが飛び込んできました。
リモートハラスメント(リモハラ)とはテレワーク中に受ける新しい形のハラスメントで、「部屋をもっと見せてよ〜」とか「すっぴんなの?」聞かれるやつみたいです。
あと、オンライン会議への参加を過度に要求されたりするパワハラ的なのもあるみたいです。
私生活と会社生活の境界線がなくなって、妙に生々しい感じになるから勘違いする人がでてくるんでしょうね。
といっても僕はテレワークもオンライン会議もしたことないので、あんまり良く分からないんですが。
ただ、この話を聞いてハラスメントっていうものの本質についてふと考えました。
思うに社会におけるハラスメントって、究極的には自分を軽視されることの不快感なんじゃないかと思うんですよね。
自分以外の人間っていろいろなタイプの人がいるので、属性で一括りにしてざっくり理解しようとします。
頭のメモリが限られているので、まぁ進化とか適応のひとつなんでしょう。
ある男性が自分の母親などをみていて、女性は本来結婚して子供を産むのが幸せだという価値観を持っているとします。
で、女性という属性の人たちをひとかたまりにしてそういう方向で理解しようとしてしまうのです。
そして例えば女医さんをみて、本来結婚して出産したいはずなのにいろいろな要因があて行き遅れてしまっている、みたいな理解をしがちになります。
でもある特定の女性個人はそうは思っていない。
ですのでさっきの男性は完全にセクハラ的意見をもっているということです。
その考えを伝えたり表面に出すのは完全なハラスメント行為ですが、そもそもそういう属性で人をみるという考え方自体がまずいとは思います。
自分が誰かを属性で、ステレオタイプにみていないかいつも気をつけるようにしたほうがいいです。
先輩に「先輩、○○年目なのにそんなことも知らないんですか」っていうのも立派なハラスメントです。
「先生のところ、女の子生まれたんですか?男親からみたら女の子かわいいでしょう〜」もハラスメントですよ。
女性って、男には太った?って平気で聞くひといますよね。
男にはそういうこと言ってもいいというステレオタイプな見方がある。
平気な男も当然いるんですが、目の前のその人が大丈夫かどうかは分からない。なんで不快に思うのかと言うと、本質的には「俺をステレオタイプにみているんだなぁ」と思うからなんですよ多分。
個別に考えてあげようとしてなくて、軽視されていると感じているのです。
セクハラでもこの人に言われたら嫌だけど、この人ならいい、というのありますけどそれは当然なんですよね。イケメンに言われたらOKということじゃないと思いますよ。
多分その人との関係によるんですよ。その人が自分をちゃんとみて理解してくれていたら軽視して属性一括りでみられたわけじゃないんだ、と思えるからです。
自己分析すると僕はもともと人を属性でみてしまうところがある気がします。
とにかく日常生活で、誰かや何かをステレオタイプで、頭ごなしに理解しないようにする癖をつけようと思っています。