こんにちは、コッカーマリン(@losgenedoctor)です。
コロナ感染者に対する挿管、抜管に使う道具として関係者の間で密かにいま「エアロゾルボックス」というものが注目されています。
挿管したり抜管したりする時に、医療者(救急医、麻酔科医、介助する看護スタッフなど)が患者からコロナウイルスを含んだ飛沫を浴びやすい状況になるので、それを防止する道具なんですね。
簡単に言うと患者の顔をガバッと箱で覆ってしまう道具です。
この動画をみたら、「これはあったほうがいいかもな...」と思わされます。
別にコロナ感染者に対して使う道具、と限定されているわけではありません。
これからは患者さんは全員コロナウイルスの(潜在的な)感染者と扱うべきである、という意見も多くありますので、全身麻酔は今後全部こういう道具を使って麻酔するのがスタンダードになる可能性があります。
麻酔科学会からなにか新しい提言がでるかもしれません。
ネットで「飛沫防止ボックス、エアロゾルボックス(aerosol box)、エアロゾルスタンド、intubation box...」検索したらいろいろありますね。
多分、どれも一長一短なんでしょう。
それぞれの施設の設備、やり方使い方に合った物がありそうです。
作っているところの動画もありました↓
値段出てるのもあって、結構ちゃんとした商品として売るとなると高くなるんですかね。
オペ室各部屋全て、救急外来に配置する、とかなったらかなりの市場にはなりそうではあります。












僕の施設でもこの中のプロトタイプのようなものを購入して使っているんですが、はっきり言ってすごくめんどくさいです(笑)。
麻酔を導入する前にいつもよりちゃんと導線を考えて、使う道具(喉頭鏡とか挿管チューブ止めるテープをどこに置いておくか的な)も考えておかないとスムーズにいきません。
麻酔科医がただの麻酔の導入にわざわざこんなややこしい道具を持ってきて、看護師も外科医もみんな??という顔で眺めてくるしその視線に耐える必要もあります。。
そのうち慣れるのか、なんとなくコロナも終息していってみんな忘れてしまうのか...
どっちなんでしょうね。
実際に日本で販売していて、特にコネなどがなくても入手できそうなリンクをいくつか紹介します。
①埼玉県のKOTOBUKI Medical社
②IC Dcloud-Shop社
③神戸市のコムネット社
www.comnet-network.co.jp
④岐阜県のキュリオ社
⑤名古屋のアクリル加工屋社
⑥神戸市のDBYM社
実際に僕が以上の会社から購入したわけではないし、信頼できる会社かどうかは各自で確認してください。
また、この記事を読んで「こんな会社もありますよ」など紹介してくださる方はツイッターアカウント(@losgenedoctor)へのリプライか、この記事のコメント欄へのコメントをお願いいたします。
このエアロゾルボックスのこういう点が良いとか、悪いとか、ご意見も募集いたしますので、よければコメントお寄せください。