ロスジェネ勤務医の資産形成ブログ

ロスジェネ世代麻酔科医師のコッカーマリンです。資産形成や日々のことについて感じたことを書き綴ります。

変化に対応できるものが生き残る

こんにちは、コッカーマリン(@losgenedoctor)です。

 

緊急事態宣言がでましたね。

新型コロナによって生活が一変した人も多いと思います。

仕事が自宅勤務になったり、飲み会や人と会う予定が全部キャンセルになったり、旅行の予定も立てられず、何をやったらいいんだ?将来が不安だ。みたいな気持ちを持っている人も多いと思います。

 

僕は現状仕事は前と同じようにやっていますし、そもそも飲み会なんて今の環境になってからあまりなかったですし、人とそんなに会う予定もない人間なのでそんなに変化は無いほうかもしれません。COVID対応の麻酔はするようになりましたが。

まぁ家族でいつも一緒にいて、たまに近くを散歩したり、山へ行ったりするくらいです。

 

ただ、アウトレットにちょっと行って服買おうかなとか、実家に帰って両親に子供を会わせるとかいうことがしにくくなったりはしています。

夏の旅行もいつもしているんですが、今年は無しでしょう。

 

どうしても不特定多数の人たちが集まるところにいかないといけない場面で、いちいちドアのノブなりエレベーターのボタンなどを触るのが衛生的じゃないな、と思ったりするのもストレスと言えばストレスですけどね。

 

しかしふと思うことがあるんですが、今のストレスって以前と同じ生活ができないことに対するふわっとしたものが多くを占めるような気もします。

家族で、子供と一緒に家でなにかして遊んだり、散歩をしたり、山へハイキングに行ったり、そういう時間の使い方が多くなってそれが当たり前になって何が悪いんだろうか?という気もします。

 

一人暮らしだったとしても問題ないのではないですかね。

ゲームなりNetflixなり、もう人生全部使ってもやりきれないほどオンラインで楽しめる娯楽ありますし。

本屋行かなくても本なんて買えるから、読書していたら知識も増える。

人との飲み会はZoom飲みでも慣れたらいけるかもしれないし、どうしても会いたい時は気をつけてアウトドアでバーベキューでもいいし。

 

人に会うことができなくなるわけではありません。

3密を避ける、というのが当たり前になり、衛生観念が合う人とだけ会うようにしたら別に会えるわけですし。

 

これまで、実は必要でないことに対して時間なりお金を消費していたのかも、と思うんですよ。

旅行行ったら楽しいけど、だからといってほとんどの人にとってそれほど人生は豊かになったでしょうか?

テレビで海外のロケ番組見て、実際に行ってみたくなり、実物見た!よかった!というだけのことだったのかもしれません。

サピエンス全史にも書いていましたが、旅に出て視野を広げる、みたいな「ロマン主義」って、やはり誰かにそう思わされているだけなのかもしれません。

 

女優さんが持っていた高いカバンを買って、嬉しい。

手に入れたときの興奮。そのカバンを使う時はすごくワクワクして、生活に張りが出るような気がする。それはあると思うんですが。

しかしそのカバンを持ったことで自分に本当にプラスに働く部分って、何なんでしょうか。

突き詰めると、別にそんなには無いはずです。

みんながそんなことに気付き初めたら「必要がないものをみんなが買う」ことによる資本主義が危機に陥るかもしれませんね。

 

今求められているのは、今起こっている変化に対応することではないでしょうか。

みんなで学校で集まってわいわい勉強して大人になり、満員電車にのって会社に行く。

会社の仲間と飲み会で愚痴をいい、休みは映画館に行って、お金をためて海外旅行に行って、ブランド物を買って帰ってくる。

 

そういうかつて「普通の生活」であったものを、すべてが「誰かにそう仕向けられていただけ」と考える。

それらが「自然と出来上がったもの」であり、「そうであるべきもの」であり、「コロナが終わればまた戻れる」場所、であるとは考えない。

 

新しい社会の中で、新しい生活習慣の中で生きるつもりで自分と家族を変化させていくことが今求められているのかもしれません。

 

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そこで何が一番大事なのか、何を目標とした生活を作り上げればいいのか、それも考えなくてはいけないですね。

なにか、自分の本源的な欲求というのはあるはずなんです。

 

命にとってもっとも安全な生活をすればいい。

それはそうなんですが、家から一歩も出ず、すべてネットで完結させる人生なんてありえません。

 

例えば美味しいご飯を楽しく食べたい

それはもう根源的なものでしょう。

そしてそれは実は必ずしも外食で、人と集まって食べる必要はないということです。

 

素晴らしい映画を、迫力のある画面でみたい

それも現代においては根源的な欲望に近いかもしれません。

それって、映画館でみなくてもいいわけです。

家でゴーグルをつけてみたらほぼ同じ体験ができる技術があるはずです。

 

社会がコロナ態勢に変わるために、無くなる仕事はでてくるしかないと思っています。

失業者を出さないように政府は必死ですが、それは本来間違ったことではないでしょうか。

今求められているのは、高級レストランのウェイターではなくて、美味しい食材を簡単に自宅で調理できるように用意する事業者であったりするわけです。

 

むちゃくちゃなことを言っているように感じる人もいるかもしれませんが、「本来こういう生活ができるはずが、コロナのせいでできない」「早く元通りの生活に戻りたい」とずっと思っていることは、全く健康的なことではないです。

何ヶ月もそんな気持ちでいたら自分のメンタルが病んでしまいそうです。

 

今の生活がNew Normalで、ちゃんとやっていたら安全だし、コロナ後の世界でも自分の本源的に求めていることなんてこれまで通り達成できます、と思っていたらいいんですよ。

 

おまけにそれは大概お金を使わないことである傾向があります。

ほとんどの人が収入の減る今後、有利に働く可能性があると思います。

コロナ不景気なんて平気な生活、考え方に自分でシフトしていけばいい。

 

アドラー的なアプローチですよ。

変われるとしたら自分しかありません。

 

変化に対応できるものが生き残る

これをすごく感じますね。

強くなくてもいいんですよ。お金を沢山持っていなくてもいい。

割り切って、変化にいち早く対応していくことを意識していくのが大事だと思います。