ロスジェネ勤務医の資産形成ブログ

ロスジェネ世代麻酔科医師のコッカーマリンです。資産形成や日々のことについて感じたことを書き綴ります。

看護師を偏見で見る世代っていますから

こんにちは、コッカーマリンです。

 

コロナの話ばかりでつまらないので、今日は違うことで。

以前から思っているのですが、「看護師」に対する職業蔑視は今でもあるよなぁという話です。

 

ちょうど我々世代の親くらいの世代、団塊世代ですかね。あとその少し下くらいの世代の女性というのは、「看護師」になる女性は尻が軽いとか、下品だとか、家柄が悪いとか、そういう偏見を持っている人が多い。

 

特に専業主婦の人たちですね。その世代は多いんですよ。

そもそも働いている女性というものを否定的に見てるし、看護師というのはなんか汚いものを扱うみたいなイメージ、シモの世話をするようなイメージがあるのか、とにかく印象が悪いんです。

令和のこの時代になっても一度ついたイメージを無くせないようです。

 

僕がそういうのをなぜ意識するかというと、医者が看護師と付き合って結婚する、みたいな話になったときにやはり表面化して、それですごくややこしい話になるのをよく見聞きするからです。

 

看護師の彼女を連れて帰る、というだけで母親は露骨に嫌な顔をする。

特に父親が医者で、奥さんが専業主婦みたいな家の場合最悪です。本能的にそういう母親にとって、看護師というのは仮想敵みたいなもんなんですよね。

 

それを医者の彼氏は感じ取って実家に帰るのを避けるようになる。仕事以外にそんなストレスを感じたくないですから。

結婚の話も進まない、彼女との関係もおかしくなる。

彼女の実家もなんか不快な思いを感じ取る。

ほんとよくあります。

 

僕自身は看護師さんと真剣に結婚を考える、ことがたまたま無かったのでそういう経験はないんですが、友人で何人もそれで大変な思いをした人を知っています。

特に「看護師好きの医者」(いるんですよ)で、そういう母親だと結構人生詰みますね。

 

今の適齢期のお医者さんくらいの母親世代でもまだそういう時代遅れの職業蔑視って残っているんでしょうか。多分あるでしょうね。

看護師さんって、一緒に働いている僕の目からみたら平均女性よりも努力していて、社会の荒波も経験してて、稼ぎもいいし、結婚相手として素晴らしいと思いますけどね。

医者の奥さんとしたら話も分かってくれるし、メリットのほうがデメリットより多いと思います。

 

しかしともかく、看護師を偏見で見る世代っていますから、それは本当に意識しておく必要があります。自分たちとは感覚が違う。

 

あなたが医者で彼女が看護師さんなら、嫌がる実家を避けようとしないこと。

結婚って当人同士が意識し始めたら、基本的には早く話を進めたほうがいいです。

人生はそんなに長くないし、男の結婚市場における市場価値というのは(いくら医者でも)ずっと高いわけではないです。

 

あなたが看護師なら、向こうが嫌がってるのが分かっても空気を読まず何回も顔を合わせる努力をするべきでしょう。

家に行くときの服装は誰か第三者(事務の人とか秘書さんくらいがベスト)にコーディネートしてもらうとか。

好きなものを聞いてそれをおみやげに持っていくとか。

お呼ばれした次の日にちゃんとお礼の電話をするとか。

「ありのまま」で突撃するのは賢くないです。アホみたいだけど「攻略」するくらいの気持ちで行ったほうがいい。

所詮は専業主婦なんで、本気でやったら実はちょろいと思います。

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これだけじゃないですが、世代間の感覚のギャップというのは結構あらゆるところで存在していて、結婚とかギャップが交わらざるを得ない場面で表面化します。

 

若い世代側の感覚から言うと、老いた側の感覚が「古い」「老害」ってすぐなってしまいますよね。

看護師を蔑視してる?サイテーだな、とか。

 

しかし、あっちにもあっちの正義というか、感覚があるんですよ。

それを頭からこっちが否定してぶつかれば、うまくいくわけがないです。

 

自分の目的が、例えば結婚して幸せになりたいということであれば、自分の方が努力して変わるしかない。

相手はいつでも絶対に変わってくれないものです。

 

いわゆるアドラー風に物事は考えたほうがうまくいきますよ。