ロスジェネ勤務医の資産形成ブログ

ロスジェネ世代麻酔科医師のコッカーマリンです。資産形成や日々のことについて感じたことを書き綴ります。

「上級国民」と「ロスジェネ」と「スーパーローテ世代」

こんにちは、ロスジェネ勤務医(@losgenedoctor)です。

 

 

 こんなブログの記事が目に止まりました。

eeta3.com

 

 「上級国民」とは例の池袋の交通事故の話から広まった言葉ですが、ここでは上級国民=団塊世代、下級国民=ロスジェネ世代というようなニュアンスで使われています。

あの事故の加害者は団塊世代よりもっと上の世代なんですけどね。

 

平成の日本の労働市場では、若者(とりわけ男性)の雇用を破壊することで中高年(団塊の世代)の雇用が守られた”

そしてさらに、令和で起こることとして…
平成が「団塊の世代の雇用(正社員の既得権)を守る」ための30年だったとするならば、令和の前半は「団塊の世代の年金を守る」ための20年になる

 

これは強烈ですね。

でも大筋で合っていると思いますし、一番の被害者はロスジェネ世代(皮肉にも団塊世代の子供の世代)というのもその通りだと思います。

 

ロスジェネの僕が団塊からその少し下くらいの年代の人と話していると、どうしようもない感覚の違いと言うか、将来の日本に対しての感覚の埋めようのない断絶を感じますよね。

 

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結婚して子供育てて家を立てて、すこしたったらまた大きな家に住み替えて...みたいな夢物語を心のどこかでまだ信じてるんですよね、あの世代。

 

今の若い世代が結婚もしなければ車も買わず家も建てられないのは、日本が豊かになって彼らが堕落して、わがままになって努力しなくなったからだ、と本当は思っているんですよ。

まだ頭がしっかりしている人が多いので僕らの世代に人間に面と向かっては言わないですけど、僕らが思っている以上に彼らは実はそういう意識を持っているんです。

 

いくら説明したとしても、人から言われて長年自分が依ってきた所の「自分の感覚」というのは変えられるわけはないので、諦めることが肝要です。

自分の親であっても、です。

喧嘩になるだけですからね。

 

なのにロスジェネの人間って、下の年代の人の感覚、フラストレーションまで分かってあげようとするところがあると思います。

医者でいうと、「スーパーローテ世代が医局に縛られず自分のキャリアアップを目指す働き方を志向する」というのを半分羨ましくも認めて応援してあげる一方、「上の世代がきつい仕事を自分に振ってくるのをしょうがなく受け止める」みたいなことを頑張ってやっている、ような。

 

僕がロスジェネ世代だからそう思うだけしょうかね。

どちらにしてもそういった世代間の不公平のドグマから早く抜け出すことが大事だと僕なんかは思います。