ロスジェネ勤務医の資産形成ブログ

ロスジェネ世代麻酔科医師のコッカーマリンです。資産形成や日々のことについて感じたことを書き綴ります。

参院選でロスジェネの逆襲?ヨッピーさんもロスジェネか...

こんにちは、コッカーマリンです。

 

先日のこの記事がなかなかおもしろかったです。

「ロスジェネ勤務医」ですから、こういった記事は目に入ってくる。

mainichi.jp

 

就職氷河期世代(ロスジェネ世代)がいまクローズアップされていて、当のロスジェネの人三人に語らせています。

3人目がライターのヨッピーさんで、ちょっと意外でおもしろかったんですけど、やっぱりロスジェネ世代なんですよね。 話していることがほんと同世代の感覚だなぁと思いました。

僕らの世代って、外れくじを引いている感覚なんです。団塊ジュニアなんで、人口も多くて、受験もそこそこ厳しい。そのくせバブル世代ほど楽に就職できなくて。

 憂鬱な就職活動って、安定した雇用との対価のはずだったのに、就職したら「終身雇用、終わります」って雰囲気になった。ちょうどいろんな価値観の変化が起きる境目にいたんです。長時間労働とか、旧時代のつらいことをやらされたのに、旧時代のおいしいところはもらっていない。そんな世代かな。

 

夏美洋平さんは「ロスジェネ世代が問題だ、職業訓練が必要だ、というネタで結局人材ビジネスへのお金のバラマキで終わるのではないか」という鋭い指摘をされています。

ロスジェネは時給日給で働いているから職業訓練の場にそもそも出てこられないんじゃない可能性があるという、なかなかどうしようもない話もあるようです。

 

この週末参院選があるわけですけど、これだけ日本という国の先行きが暗くなってくると、

「選挙なんて行っても何も変わらないし行かね〜。そもそも投票したい人いないしw」

みたいなよく昔から言われているタイプの意見がちょっと出てきにくくなっていますよね。特に僕らの世代くらいでこんなこと言ってたらアホだと思われる。

 

これまでロスジェネ世代は社会に出てから搾取され続けてきたのに、選挙という形で意見を表明してこなかったわけですよね。

それが今の状態の原因の一つであることは間違いない。

 

 

 

実は、というかもちろんロスジェネの中でも、「イケてる人」と「イケていない人」は当然います。

ここで言うイケてる人、というのは受験戦争勝ち抜いて、医者になったり大企業入ったり弁護士になったりした人なわけですが、肌感覚ではそういう人も軒並み伸び悩んでいる気がします。

弁護士は我々は社会人になって以降収入は右肩下がりで、もう今や「イケてる人」分類に入らないかもしれないけど。

 

実はこれから先の日本のことを考えたときに、

「イケていないロスジェネ」が生活保護になってしまう問題

と同じくらい、

「イケてるロスジェネ」が世捨て人になる弊害

もあるんじゃないかと。

世捨て人というのは、大病院の移植麻酔心臓麻酔ガンガン、いずれは麻酔科教授や部長目指すみたいなのがアホらしくなって、場末病院でステルスフリーになって楽ちん年収3000万みたいなのを目指す、みたいなことですよ。

 

 

 

  •  現代医療が日本という国にむしろいいことより悪いことをしているのではないか?
  • 医療に割かれる原資が今後減少していくのがわかりきっているのだから、今のうちに利益確定しておきたい

この辺は頭のいい人ほど感じていることです。

 

優秀なのだから問題解決するなり、医者をやめて他の分野で活躍したらいいんでしょうけど、ロスジェネくらいになっているとそこまで元気はない。家庭もあったりしますしね。

 

なので生暖かく日本の現状を観察するしかないんですけど、みんな何かは言いたいんですね。主張して同世代の同じ感覚の人たちから承認欲求を得たい(まさに僕もそうです)。

実はそのあたりはツイッターみてるとよく分かります。

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さて参院選、どこに投票しましょうか。