こんにちは、ロスジェネ勤務医(@losgenedoctor)です。
昨日起きた京都アニメーションでの放火事件。
だんだん事実が明らかになってきています。
犯人は「41歳の男性」とのこと。
なんというか、恐ろしくて、やるせない事件です。
被害者、ご家族、関係者の方々にはここから哀悼の意を表します。
このニュースを聞いたとき、またロスジェネの「無敵の人」の犯行か、、と思わされました。
というのも最近のこういう無差別殺人の犯人って、「ロスジェネ無敵の人」が多いような気がしていたからです。
2019年6月吹田の交番での警察官襲撃事件 犯人は飯森裕次郎(41)
2018年6月福岡IT講師殺害事件(Hagex事件) 犯人は低能先生こと松本英光(41)
2019年5月川崎市のバス停襲撃時間 犯人は岩崎隆一(51)
凶悪な暴力事件を起こすのは男性が多く(男の凶暴性)、社会的地位がなく失うものがないタイプの人(しかもこれから好転する可能性も低そうな中年以降)が多いことが容易に想像され、こういう事件の犯人が結果としていわゆるロスジェネ世代の中年男性になりやすいのはあるでしょう。
なのでそれをもってこの世代特有の問題として結論付けるのは間違っているとは思うのですが、、、(↓こんな意見もあります)
しかし、僕自信がロスジェネの男の一人として思うのは、今後こういうタイプの「無敵の人」はどんどん増えてくる可能性が高いのではないか、ということです。
日本という国自体が傾いていて、以前なら中流になって家族を築けていた層がみな下流に落ち込んで未来も暗い、という思いで日々すごしているんですよ。
いくら働いても時給は安く、休んだらその分収入が減るから休めない。
社会保障費が上がって物価も上がり可処分所得は減る一方、結婚できず一人で今後も誰からも必要とされず、頼れず生きていくしかない。
今はネットがあるので、いろいろな世の中の歪というのも以前ならよく知らなかったことまで可視化され、不満やルサンチマンが大量にたまりやすいというのもあると思います。
今「ロスジェネ」「氷河期世代」というのがクローズアップされ、その世代はいろいろと割りを食っているんだというのが明らかになってきて、「なんで俺らが犠牲にならないといけないんだ!!」という思いもたまってきている思われます。
こんな世の中なら、全部ぶっ潰してしまえ、戦争でも起きたらいいのに!とまで思っている人も相当多いと思います。
インターネット、SNSで思いをぶちまけてみたりするけどそれでスッキリするなんてことはなくて、たいていネガティブが感情がよけい増幅するだけです。
もちろんいくら下流で生きているからといってもほとんどの人は犯罪なんて犯しません。
しかし分母が多ければ、それだけ暴発する人間の数は増えるのだろうと思うんですよ。
よく道で家族と楽しく歩いているとき、 ふと思うんです。
自分たちがキャッキャと笑っているすがたって、あのような犯罪を犯すタイプの人間からみたらまさしく憎悪の対象なんだろうなって。
僕らからしたら普通に歩いているだけなのに、いきなり子供が刺されたりする可能性、十分あるんじゃないかと。
無敵の人は「子供の笑い声がウザかった」とかいうのでしょう。
「ロスジェネ無敵の人」がどういう人達なのか、定義は難しいと思います。
独身、非正規雇用、無職、引きこもり、挨拶をしない・近所付き合いしない、近所トラブルが絶えない、いろいろと特徴はありそうですけど、だからこの人はヤバイ、ってなかなか示せないですよね。
それこそAIの出番ですかね。いや、人権の問題もあるし無理でしょうか。
こういうやばいやつを洗い出すAIの開発はよ
— ロスジェネ勤務医 (@losgenedoctor) 2019年7月19日
京アニ放火の男「殺すぞ」14日隣の住民とトラブル - 社会 : 日刊スポーツ https://t.co/o34JJN0FTn
とにかく自分が被害に遭わないようするにはどうしたらいいか、いろいろと考えてしまいます。