こんにちは、コッカーマリンです。
こんな記事がありました。
この一文はおお、と思わされました。
就職氷河期世代は終身雇用を守るために人為的に生み出された世代だということです。
そうなんですよね、就職氷河期世代≒ロスジェネ世代の不幸を一言であらわすとこうなるんだと思います。
ロスジェネ世代の貧困問題の原因をこれ程一言で言い当てた一文はじめてみました。
ロスジェネ世代って人口が多い世代で、ただでさえ世代内の競争が激しいのに、就職のときにはバブルが崩壊していて企業は自分の生き残りのために新規雇用を大幅に減らしました。
給料は高くても「使えない」中高年世代の終身雇用を守る為にロスジェネ世代は若い頃正社員として採用されなかったわけです。
一番物覚えのよい、素直な時代にきちんとキャリアアップして技能を身につけられなかった人たちは、もう今や社会のお荷物になっています。
将来自分で自分をささえられなくなる人が大量にでそうなこの世代をなんとかしようと国もいろいろやろうとしているようです。
決して責任を感じている、というわけではないと思いますが。
城さんも言っているように、雇用の流動化というものがひとつこれからの働き方、雇用のキーワードになると思います。
クビにもしやすい、でも再雇用もしてもらいやすい、そういう社会のほうが全体的にはよい方向に向かうというのは僕も思います。
でも僕は思うんですが、いま雇用の流動化を急いでやられてしまって、一番困るのはロスジェネ世代じゃないでしょうか。
なんといっても、そもそもスキルがないんですよ。年もとっているし。
ロスジェネ世代がどうやったら救われるのか、ほんとに社会のお荷物中高年、老人にならないためにはどうしていったらいいのか。
これはまだバブルの後遺症と日本が戦っている、ということだと思います。