ロスジェネ勤務医の資産形成ブログ

ロスジェネ世代麻酔科医師のコッカーマリンです。資産形成や日々のことについて感じたことを書き綴ります。

G7@広島

こんにちは、ロスジェネ勤務医(@losgenedoctor)です。

 

広島で日本を議長として行われていたサミットが閉幕しました。

岸田首相のこの広島でのサミットに対する思いは本物なんだろうな、と感じました。

 

岸田さんはウクライナのブチャに行った際に思いを新たにしたようで、このツイートにある記事でも色々なことが読み取れます。

 

色々と批判されることの多い岸田首相ですが、今回のサミットに関しては100点をつけていいのではないでしょうか。

西側世界の価値観を共有する場を素晴らしい形でお膳立てしたと思います。

 

先程のツイート、少しバズってたくさん反応があったのですが、ほとんどの人は僕と同じで「岸田、よくやった」という感想を持ったようです。

そしてわりと僕的に印象に残ったのは、「今回の岸田さんはよかったけど、内政は全然ダメ。このサミットみたいにうまくやれ」というニュアンスを事を言う人が多かったことなんですよね。

それは確かにそうなのかもしれません。岸田さんは外交がうまくて、内政が下手なのかもしれない。

でも、実はそうじゃなくて、岸田さんは内政も外交も同じ偏差値でやっているのに、国民である我々が内政に関して厳しい点数を付けすぎである可能性もあるんですよね。

 

みんな、人間というのは総論賛成各論反対なもので、例えば少子化対策をしなければいけないと言ったら賛成するくせに、子育て支援費用のために税金を上げますとか言ったら反対します。

医療費がすごく高いから国がやばいんです、という問題意識を共有することはできても、じゃあ医者の給料大幅に下げますね、と言われたら医者はみんな反対するでしょう。

 

例えば日本が中国に攻められるかもという危機意識は日本人共通のもので、それに対して象徴的な儀式みたいなものには称賛の声が集まりやすいでしょう。熱い演説とか。

なので外交はむしろ政治家にとっては点数稼ぎがやりやすく、支持率も上がりやすい。

 

しかし、内政に関しては、何かに支援をしようとすればどこかから奪ってくる必要がある場合が多い。それぞれにステークホルダーがいて、文句がでます。そういうのが全部集まった「評価」が、基本的に国のリーダーに対する評価になってしまんだろうな、と思います。

 

岸田さんが増税増税といっているのも、解決策が実のところはそれしかなくてしょうがなく言っているのに、我々国民はそれが嫌だから文句を言っているだけ。増税以外の解決策は、我々がもっとそれぞれ頑張るしか無い、という身も蓋もない結論しか無いんだけど、それはみんなやりたくないから政府のせいにして逃げている。

 

そんなことなのかもしれないな、と今回の自分のツイートへの反応を見ていてなんとなく思いました。