ロスジェネ勤務医の資産形成ブログ

ロスジェネ世代麻酔科医師のコッカーマリンです。資産形成や日々のことについて感じたことを書き綴ります。

薬剤師さんを怒らせてしまう

こんにちは、ロスジェネ勤務医(@losgenedoctor)です。

 

このツイートで薬剤師さん達を怒らせてしまいました。

 

これはこの日、子供が目やにが出るということで近くの眼科に連れていき、眼科はネット予約通りの時間に診てもらえて全然待たなかったんだけど、そのあとの薬局で薬をもらうのが無茶苦茶時間かかって、その後の予定がすごく狂ってしまった、というエピソードから書いたものです。

単なるボヤキみたいなもんだったのですが。

 

 

僕のアカウントもそれなりに目立つようになってきたからか、思ったよりたくさんの反応があって、そのほとんどは薬剤師さんからのもので、要するに怒られました

特に反論するほどでもないし、このツイートに関してその後は何もしなかったわけですが、感じたことはいろいろとありました。

 

まず、反応してるのって、薬剤師さんばかりなんですよね。そりゃ「お前らは棚から薬出してるだけだろ」みたいなこと言われたらムカつくと思いますけど、それってある部分では当たっているから怒ってるんですよね、多分。

もちろんやっている仕事はそれだけじゃないのは分かってますが、僕は誰でもできるようなどうでもいい仕事(今回はアレグラ点眼一本もらうだけ)の部分は効率化、機械化したらこんなに待たなくて良いんじゃないの?としか思えません。

 

そういうのも全部ひっくるめて効率化しないのは、既得権益を守りたいという業界の思惑を感じてしまうんですよね。

ああやって、大層なことをやっているようにすることで、自らの仕事を増やすという効果があるのです。

「既得権益」と「資格」というのはとても相性が良くて、それがまさに「薬剤師さんだけ」があのツイートに怒りまくっている理由じゃないかと推定しました。

 

あと、「医クラムカつく」と結びつける意見もあったように感じます。

お前らコロナで既得権益層として社会にダメージ与えたくせに、薬局の仕事に文句言うなんてふざけるな、みたいな。

僕はどちらかというと一般的にいう医クラとむしろ逆のポジションにいると思っているんですけど、十把一絡げにしてやはり扱われる。

これに限らず、医者が別にコロナ関係ないことであってもなにか言ったらとにかくムカつくみたいな、そういう空気が漂っている気はします。

一部の嫌われ医クラインフルエンサーのとばっちりだよな、と密かに感じています。

 

「確かに非効率だけど、お前らも同じだろ」みたいな意見もありました。特に解決策とか提案してくれないし、○○といった理由で仕方ないんですよ、という説明もしてくれない。まぁ怒っているからしょうがない。

病院も薬局も、旧態依然としたイノベーションの少ない古い業界なので、生産性が低いもの同士罵声を浴びせあうという姿も見苦しいものです。

 

一番発見が多かったのは、「処方権を寄越せ」というものが多かったことです。薬剤師さんって、そういう考えが一つのトレンドになっているんですかね。

処方権というのは、まさに既得権益で、誰が責任をとるんだみたいなことに繋がる非常にセンシティブな話なので、薬局が混むから処方権を薬剤師さんにも与えましょう、とは簡単にいかなさそうです。

 

薬局に売っていない処方薬ってたくさんありますよね。だいたい決まったもので、そんなに危ない薬はほとんどありません。医者でも、薬局でも、別にすごく詳しく薬の説明をしてくれるわけじゃないしそんな必要もないので、単に病院・クリニック、薬局が薬をもらうためだけの「関門」として存在しているだけ、というケースが実際は多い。

その関所の通行税が、病院の収入、薬局の収入になっているわけです。

医療全体に入ってくるお金が減っていく中で、少ないパイの奪い合いが起き、通行税の取り合いが起きているんだ、とマクロからみると言って良さそうです。

そんなことをふわっと考えました。

 

ツイッターで書けない内容でした。