こんにちは、ロスジェネ勤務医(@losgenedoctor)です。
もともと、あまりYouTubeというメディア自体を見ない方なのですが、最近ひょんなことから文房具YouTuberの「しーさー」という人の動画を見て、ちょっと文房具にハマってしまいました。
大人になってから文房具なんて適当なものばかり使っていた気がするのですが、よく思い出すと、中学高校生くらいのときすごくシャーペンとかボールペンにこだわっていたような気がします。賢く勉強していた時代は、そういう物が好きだったということだろう、ということでしょうか。
この「しーさー」という人の動画は、やたらと映像が柔らかい感じで良くて、話し方も優しくて押し付けがましい感じがなくて、ずっと見てしまうんですよね。
この人が何かの特別な専門家であるというわけではないんでしょうが、文房具好きの視点から色々と語ってくれる。
それだけでもう、こっちは欲しくなってしまうわけです。
先日Vtuberがきっかけで志摩スペイン村の客がすごく増えた、なんていうニュースがありましたが、
この「しーさー」さんの動画をみて、僕もリアルに「個人の配信者」のパワーを感じたような気がします。
例えば、ぺんてるとか、コクヨやパイロットの営業の人や、研究所の人が出てきて「うちの商品はすごいんですよ!」と綺麗なパワポで説明してくれたりしたって、別に全然買う気になれないでしょう。
CMで新商品を流しまくっても、商品名を覚えたとしても多分買う行動にはつながらない。
それが、本当に心から文房具が好きな配信者が、「オレンズネロとオレンズATはどちがらが買いか?」(*オレンズシリーズはぺんてるの新商品のシャープペンシルです)みたいなタイトルで解説してくれると、オレンズのどちらかを買おうかな?という気分になってしまうのです。別にシャーペンなんて使わないのに。
これって面白いですよね。
「投資で守らないければならない5つのルール!続きはnoteで5000円で」みたいな記事が結構売れるというのも、多分同じような理屈だと思うんですよね。
投資の本を一冊でもいいから1000円位で買って、ちゃんと読めばもっときちんとした知識が手に入るのに、なんどか書き込みを読んで、自分にとって馴染みの出てきた配信者が、目線が近い感じで情報をくれようとすると、つい手が出やすくなる。
SNSマーケティングとかって、多分こういう心理を利用しているんだろうと思います。
「しーさー」で文具が趣味になってちょこちょこ文具を買うようになった、ということと、詐欺まがいの値段で投資情報を売るのいうのとでは意味が違うとは思いますが、こういう仕組みが自分が消費者側になってリアルにちょっと感じた件だったので、記事にしてみました。