こんにちは、ロスジェネ勤務医(@losgenedoctor)です。
昼に職員食堂でワイドショー番組が流れているのですが、最近は毎日統一教会の話ばかりやっています。
ネットではそんなに目につかない気もしますが、夜のニュース番組、アベマニュースなんか流してみても統一教会のことばかり。
そしてついに山際経済再生担当大臣が統一教会との関係についての説明をめぐるゴタゴタで、ついに辞任ということになりました。
いまだにテレビをつけると統一教会のことばっかりやっていて、テロリストの願いどおりに社会全体が一生懸命頑張る日本ってほんと終わってるな、とか思ってしまう
— ロスジェネ勤務医 (@losgenedoctor) October 21, 2022
統一教会のことがこれだけ騒がれるようになったのは、安倍元総理の暗殺事件以来で、犯人の男が統一教会に恨みを持っていて、統一教会と関わりがあると思って安倍さんを殺す動機になったんだ、というところからです。
彼らも認めていますが、統一教会は確かに色々と問題のあることをやっていた時期は確実にあって、実際に被害を訴えている人がいるのは事実です。
それは社会として、法に則って調査する必要があるのは当然でしょう。
しかし、このことばかりをずっと報道し、国民もこの話ばかりに関心があるという状況があまりに続くと、僕としては正直この国は大丈夫なのか?と本当に心配になります。
世の中にいろいろな問題が山積している中で、特に統一教会ばかりを責め立てるのは、結局は安倍さんを殺したテロリストの期待通りにみんなで動いている、ということにほかなりません。
そもそものその異常さに誰も違和感を感じていない、というのに僕はあまりにも違和感があります。
統一教会の問題に関しては、なぜ自民が統一教会の手を借りなければならなかったのか?というような議論をまともにしているのを見たことがありません。
僕なんかでもまずそこに興味が湧くわけですから、日本の知識人はみなこの問題の根深さ、日本型民主主義の非常な問題点にもっと興味を持つべきでしょう。
なにか大きなニュースがあれば、始めはみなワーワーと騒ぎ、その後なぜそんなことが起きたのかについての考察なんて興味なく、その周辺の話題性のあるネタだけに矮小化した議論しか進んでいかない。
そのあまりの社会的な浅い言論を何度も繰り返すうち、みな「そんなもんだ」となってしまい、永遠に民度の低い国民のままで進んでいく。
ツイートにも書きましたが、日本がここまで発展したのは地理的な条件などたまたま運が良かっただけで、グローバル化して本当に世界でガチで戦わないといけなくなったら、もう国が滅亡してしまうレベルに負けて負けて落ちぶれてしまうんじゃないか?とすら悲観的に思ってしまいます。
僕は基本的に悲観主義者だと思うので極端な考え方なのかもしれませんが、それくらい最悪のことを思って生きていかないと、今後家族も自分もひどい目にあってしまうんじゃないか、と思っています。