ロスジェネ勤務医の資産形成ブログ

ロスジェネ世代麻酔科医師のコッカーマリンです。資産形成や日々のことについて感じたことを書き綴ります。

医療界がすべての責任を押し付けられる日

こんにちは、ロスジェネ勤務医(@losgenedoctor)です。

 

今はハワイ旅行、贅沢しなくても2週間も行けば250万円もするらしいですね。

アメリカのインフレや円安のことをよく考えたら、確かにそれくらいはしそうです。

日本帰国のためのPCR検査を現地のクリニックで受けるのも結構お金かかるとは。

news.yahoo.co.jp

 

ネットでは最近、僕の見ている限り医療関係者へのヘイトがすごく溜まっているように感じます。

近頃では祇園祭に人が集まったこと、阿波おどりをノーマスクで実行したことを医クラの一部がたたいて、それに対する反発の反応が大量に生まれる、といったことがありました。

とにかくコロナが始まってからこんなのばっかりです。

 

今はとにかくオミクロンでもう社会がどうしようもなくなってきていて、政府もコロナの捉え方を変更しようとしたりいろいろと画策していますが、一般社会に溜まった鬱憤がすべて医療関係者、というか医者に向かってしまう空気が感じられます。

 

 

海外と比べての経済の落ち込み、コロナ絡みのルールが多すぎてすごく日常生活がしにくいストレス、それは全部権力と結びついた医者が決めたんだ、あいつらが悪い!という具合です。

 

話はコロナだけに収まりません。

日本は高齢者が多くて、福祉、特に医療のサービスが充実しているので、日本のお金のかなり多くが高齢者の医療費に回っていて、そのせいで現役世代の可処分所得が少なく、活気がない原因はそこである、という意見があります。

医者がそう望んでいるわけではありませんが、医者の仕事は全体としてみれば高齢者ビジネスであって、日本を悪くしているのは医者が儲けているからだ、という極論までいいう人もいます。

 

年金政策、国民皆保険制度をいじらず続けてきたこと、これはすべて政府の政策で、今働いている医者ではないのですが、ネットで小賢しいことを発言する一部の医者などの影響もあり、医療界が今後起こる日本の経済的問題、社会的問題の一番の原因であると責任を押し付けられる可能性があります。

というかすでにそう思っている人も多いと思われます。

 

客観的にみると、もう「経済正常化派」と「自粛感染防御派」の戦いは決着がついていて、「自粛感染防御派」は撤退戦を始めないといけない時期だと思うのですが、よく周りが見えていなくて逃げ遅れている人がいるように思えます。

自分の主張が本当に正しいのかもう一度よく考えて、詭弁を弄してごまかさず、意見を変えるべき点はしっかりと意見を変えるべきでしょう。

 

自分の意見に賛同してくれる周りの声に乗っているうちに、とんでもないことが起こる可能性だってあります。