こんにちは、ロスジェネ勤務医(@losgenedoctor)です。
ロシア軍がとうとうウクライナに侵攻しました。
この2月はずっとロシアがウクライナに戦争をしかけるんじゃないかという話題でもちきりで、ロシアも自分の得にならないことはやらないだろう単なる脅しだ、という声やプーチンはやってくるだろうという情報、いろいろありました。
僕は単なる脅しだろう派だったのですが、全然違いましたね。いや、やはりロシアはロシアでした。自由主義陣営の感覚で考えたらダメでしたね。
いろいろ考えたりしますが、この記事なんて面白かったです。
「レーニンは資本主義という敵がインフレの泥沼にはまれば、勝利は自らの手に転がり込んでくると看破していた。」
— ロスジェネ勤務医 (@losgenedoctor) February 24, 2022
怖すぎる https://t.co/ysEvo59tG9
資本主義の一番の弱点は、「通貨」であるとレーニンは看破していたんですね。「資本論」もですけど、マルクス・レーニンはすごいですよ。
コロナ、金融緩和、資源高、インフレのこのタイミングで一気呵成にやってきたこのプーチンの戦略力はすごすぎますね。きっとアメリカの大統領がトランプさんでも、多分何もできなかったでしょう。
自由主義陣営はなかなか戦争というカードを切りにくいので、こういう時経済制裁という形しか取れないのですが、資源高でむしろロシア側の方が今は強いので、なかなかダメージを与えられません。たとえいくら制裁でロシアの国内経済が悪くなっても、独裁国家なのでプーチンはある程度やりたい放題なんですよね。
むしろ戦争して支持率は上がるでしょう。
アメリカもイラクやアフガニスタンなら強気に出てきますが、相手がロシアとなると何もできません。中国が台湾侵攻、あるいは日本侵略を始めた場合、アメリカや国際社会は果たして日本を守ってくれるのでしょうか。
日本の場合、米軍基地が国内にたくさんあるので、ウクライナとは全く違う状況だとは思います。しかし、今後アメリカの中で、日本や韓国の米軍基地の縮小などという話が出てきたら、黄色信号です。
やはり、しばらくは世界には脱炭素というのは早かったんじゃないかと思います。ドイツなんかも原発を停止し、天然ガスをロシアなどという国に頼るのはとても間違っていたと反省するべきですね。
僕個人的には、原発をどんどん開発し、資源国に力を持たれる可能性を減らしていくべきだと思います。
円安で、原発の再稼働できない日本なんてもっと悲惨で、インフレが進んで経済は今後もどんどんダメージを受けるでしょう。とりあえずはロシアがウクライナに傀儡政権を作って、それで一旦戦争終了、となってくれるのを期待するくらしかありません。残念ですが。
しかし、世界はこれだけテクノロジーがすすんでも、やはりいまだに「エネルギー」を巡って歴史が動くんですね。いろいろと考えさせられます。
あと、「資本主義が成功して社会主義を圧倒してきたが、社会主義陣営は死んだふりをして虎視眈々とその弱点を見抜き、資本主義陣営はその一瞬のスキを突かれて大ダメージを食らう」、この流れを思うと自分が歴史の中にいるんだ、ということを実感します。
とりあえず、今後ロシアがどこまでやるつもりなのか、気になるところですね。