こんにちは、ロスジェネ勤務医(@losgenedoctor)です。
ここ数日話題になっている18歳以下への10万円の給付金を、世帯主の年収が960万円以上だと除外するという話についてです。
なぜ今給付金なのか?という疑問をまず感じたのですが、これって人気取りで選挙の前に公明党が言っていたことを一応実行しようということなんですね。給付金の話は、国民はとりあえずお金もらえて嬉しいから、反対する方も反対しにくいし、しかもコロナ対策用にとっておいたお金もちょうど余っていたみたいなんですね。
そもそもこれだけセーフティネットの充実した国において給付金なんていらないし、10万円を一回もらったところで困っていると訴えている人が「助かる」とも思えないので、意味のないバラマキだと思います。
政治家って、一応は人のため国のために、みんなを幸せにしたいという信念をもともと持っていた人たちなので、ヒロイズムみたいなものを持っていると思うんですよね。「俺が困っている民衆を救ってやった」みたいに思いたいわけですよ。絶対今回のような決定に、そういう部分って実は関係有ると思うんですよね。
自分の懐傷まずに、他の国民からぶんどったお金を配ってヒーロー気取りしているという。
今回の決定は岸田さんがしたわけですが、というか自民党の方針なわけですけど、岸田政権ができてからの発言や考え方を聞いていたら、こりゃ駄目だなと僕なんか思っていました。
金融所得税の増税とか、もうナンセンス過ぎて笑えるレベルです。日本はr>gの世界で、現状の経済は駄目だけど、資産で食べていく国なので、株を下げるような政策を考え出す段階で経済オンチ丸出しだと思いました。
この自民を、衆院選で国民は勝たせました。それが結構僕的にはショックで、というかやはりもうこの国は駄目なんだなと痛感しました。
こんな危急存亡の秋なのに、投票率も低い。
日本では若者も投票率が低い。
経済がどんどん伸びていっている、お隣韓国は投票率もどんどん上がり、中でもZ世代と呼ばれる20歳代の投票率高いそうです。
暗黒の民主党政権時代の記憶、あまりに酷い野党、安倍前首相のカリスマ性、そういうのも相まって、今の日本人は「思考停止の自民支持」で、政治が良くなるはずがありません。
今回の頓珍漢な政策についても、次の選挙の前にはきっと皆忘れているでしょう。
「年収960万円以上は除外」というのも、よく考えたらやばい話で、この年収なら若くてやる気のある人なら、頑張ったら誰でも到達するような年収なんですよね。
そこに到達すると、もうそのほかの国民に奉仕する立場となり、手取りがどんどん減っていくという事実が知れ渡ると、みんなもう頑張って働こうという気にならないでしょう。そういうバイタリティのある人は、おそらくだいたいSNSもやっているだろうし、そんな不都合な真実もどんどん明るみになりやすくなっています。
あんなに低いところに所得制限の線引きをしたら当然こういう話は出てくる。医者でもガンガン当直バイトして稼ごうという人は昔より確実に減ってきている。この人手不足の時代に、普通に労働力の低下にもつながる話。 https://t.co/uxwXp1RLVv
— ロスジェネ勤務医 (@losgenedoctor) November 10, 2021
駄目な国民が駄目な政府を作り、みんなが将来への不安を抱え続けたまま生きなければいけない国になってしまいました。
自分個人としては、なるべく手取りがそれでも余裕のあるうちに、しっかりと金融資産を手に入れて、守りを固めていくしかないなと思う次第です。