ロスジェネ勤務医の資産形成ブログ

ロスジェネ世代麻酔科医師のコッカーマリンです。資産形成や日々のことについて感じたことを書き綴ります。

なぜママ女医議論が琴線にいつも触れるのか

こんにちは、ロスジェネ勤務医(@losgenedoctor)です。

 

ママ女医さんが当直や残業をしようとせず、独身医や、奥さんが専業主婦の男医が割りを食っている、という医者ツイッター界では定番のネタ、なぜ毎回あれだけ盛り上がるのか、考えてみました。

 

  • 同じ職種の人間として同じ施設で働いている他の医者が、自分のライフプランを守るためにやりたくない業務である残業や当直の仕事を回避している。
  • そのためにこちらにしわ寄せがきて、むしろこちらのライフプランが阻害されている
  • 当直するしないで、給料にそこまで極端な差があるわけでもない。
  • 組織側は、頭数を減らしたくないし、世の中の流れというものもあるので、ママ女医側の意見が通りやすい傾向がある。

 

↑モヤモヤする人が多いのは、大体こういった面からではないでしょうか。

 

話題になると、こういった構造に疑問を感じている人が多いのか、みんないろいろ言い出します。

一言言いたい話題って、あるんですよね。

 

そんなに待遇に問題があれば、部長なり医局、病院等に直接主張すればいいんですよね。またはそういった問題のない施設に移るか。

実際にそうする人もいるんでしょうが、大抵は皆自分が耐えられると思う範囲で耐えてしまう、という場合が多いんじゃないでしょうか。

ちょっと同じ境遇の人同士で集まった時にグダグダ文句言い合うくらいで。

 

9時5時しか働けませんとはじめにちゃんと主張して、その契約下で働いている限り何も表向きは問題ないし、世の中の働き方改革の流れにも沿っているので、むしろ現代的な、"正しい"働き方だとも言えます。

そもそも、今までそのような働き方の人がいても、ずっとやってこれたんだから、何が問題あるんですか?という考え方もできる。

そもそも医局や病院の中で、何か主張を始めて目立ちたくない、波風立てたくないという面もありますよね。

こんな不平等があるが、俺が(私が)支えているタフなソルジャーとして支えてやっているんだ、という自負もあるかもしれない。

 

そういう構造があって、現状維持、ということになってしまいがちです。

まぁ僕なんてそんな場所から出ていってしまいましたが。

 

やはり勤務医なんて、単なる労働者で組織の奴隷に過ぎないんだということなんだと思います。みんな自分が牢屋の中にいることに、実は気付いているですよ。

明らかな不平等があれば、しっかりと主張して正していけばいいだけの話です。でも声を奪われた奴隷なので、そんなことはできない。

 

みんな立派なことをネットでは主張できても、リアルでは自分の力では何もできない弱い存在です。

自分の置かれた明らかに不平等な立場について、言いたくて言いたくて仕方がないけど、リアルではそれが言えない。

そのストレスがSNSに漏れ出てて、いつものママ女医議論の盛り上がりにつながる、ということなんじゃないかと思っています。