ロスジェネ勤務医の資産形成ブログ

ロスジェネ世代麻酔科医師のコッカーマリンです。資産形成や日々のことについて感じたことを書き綴ります。

銘柄を買う前に、株探を見よう

こんにちは、ロスジェネ勤務医(@losgenedoctor)です。

 

個別株、なにか気になった時にこれだけは絶対チェック、という項目があります。

人によって注目するポイントは違うと思いますが、僕が絶対みる部分を紹介します。

 

使うサービスは「株探」のみです。

なんのひねりもありませんけど。

他にもいろいろありますけど、何かのサービスに決めて、ちゃんといつも全部の項目を見る習慣をつける方が絶対いいと思います。

 

ファーストリテイリング(9983)を例に上げて、僕がいつもここは最低限見る、というところを紹介します。*ちなみに全然買い推奨ではないです

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ファーストリテイリング(株探)

 

①基本情報のタブから

PER時価総額は絶対見ます。

PERが高いから割高だ、時価総額が低いからテンバガーの確率が高い、とはなりませんが、どのくらいの銘柄なのかは知っておく必要ありますね。

意外とつい忘れそうになる情報です。

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PERは平均15位と言われていますので、ファーストリテイリングは売上の伸びにくらべると割高かな?と個人的には思います。

 

会社情報もチェックです。

全然知らない銘柄でも、何をやっているかくらいは知っておくべきです。

実際買うとなったら、会社のHPを一度でいいから検索してみるほうがベター。

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②「チャート」のタブから

日足で、常時出来高数と、出来高の最近の増減をみておきます。

出来高は銘柄によってぜんぜん違うので、知っておく必要があります。基本的に出来高の少なすぎる銘柄(10万株/日以下とか)は、リスクが高いです。が、急騰する確率も高いです。

株価の変動に比べて、出来高が最近増えて来ているな、という銘柄があったら要チェックです。大手機関の買い集めであることが結構多くて、話題にもなりにくいので一緒に乗っかっているといいことがあるケースが多いです。

 

あとは25日線75日線200日線(移動平均線)の向きをチェックします。

この3つがすべて上向きの時しか、基本的に買いません。

ゴールデンクロスとか、デッドクロスとかいろいろありますが、僕は移動平均線に関しては向きしかみてません。

いくら良い銘柄だと思っても、「25日線が上向くまでは絶対買わない & もっと上がると思っても25日線が下むいたら自動的に売る」というルールを適応するだけで、実は勝率は相当UPします。

あとは200日線の下にある銘柄は買わない、とかでしょうか。

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あと、週足のMACD(マックディー)もいつもチェックしています。

週足のMACDのヒストグラムが下向きから上向きに変わりそうな時などは、日足のチャート眺めているだけでは分からない持続した強い買い圧力があると考えているので、あまり一般的ではないですがこれはチェックしています。

このファーストリテイリングのは全然だめですね。

*日足が週足かは、チャートタブの「期間」というところで変えられます。

*MACDは株価のオシレーターの一つで、直近の移動平均線から買い圧力をグラフにしたものです。指標 エリア2というところに選ぶところがあります。

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③「時系列」タブの、週次信用残の推移

これはもう、超絶重要です。

初心者が一番チェックしていなくて失敗するやつです。

この「買い残」がどんどん増えているとか、②で示した常時出来高にくらべて何週間もずっと多い状態が続いているとか、そういう銘柄は絶対買いません

信用取引の買い残が多いということは、個人投資家に人気があってたくさんみんなが買っているということで、また別のエントリーで紹介しますが、とにかくそういう銘柄は大手機関に狙われます。大きな売りをぶつけられると、いくらいい業績を出していても簡単に売り崩されて個人投資家が大損するからです。

相場全体がイケイケのときは、こういう人気銘柄がどんどん上がって盛り上がるんですが、大抵の個人投資家が市場から退場するのは、そういう買い残が多い銘柄が意味不明に売り崩された場合です。業績がいいの分かっているから、どんどんナンピン買いしちゃうんですよね。で、損失を大きくする。そして、たくさんそういう銘柄を持っていたら、大抵どの銘柄も同時にそういう目にあいますので、再起不能になります(メンタル的にも)。

僕は、信用倍率(信用買い残を信用売り残で割ったもの)が、5以下くらいの銘柄しか買いません。または信用倍率が高くても、「週次の信用残がジワジワ減ってきている+直近で大きな下落があった」などの条件が揃えば、エントリーを考える場合もあります(個人投資家がみな投げ売りした可能性が高いからです)。

とにかく、再起不能な大損を回避するために、信用倍率のチェックは重要です。

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↑株価が下がるごとに、信用倍率が上がっているのが分かるでしょうか?下がったから自然に反発するかも?と考えた個人投資家がナンピン買いしていってるんですね。こういうときは大抵永遠に上がりません。

 

④決算タブの、通気の業績推移と、3ヶ月決算の推移です

基本的に、

赤字をどの四半期でも出していない

どの四半期をとっても、売上・経常利益が右肩上がりである

どの四半期をとっても、売上営業損益が高いレベルで右肩上がりである

でないと買おうとは思いません。

コロナの影響もあり、前年同期比での○○%UPなんていうのは、今はあまり参考にならないですね。

売上営業損益(営業利益率ともいいます)は毎回はあまりチェックしていない人もおおそうですが、10%以上くらいないと怖いです。ずっとやっていると分かりますが、営業利益率が高い銘柄は、強いです(価格競争力があるということ)。

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以上、①〜④を絶対チェックしています。

僕も株にそこまで詳しいわけではないし、もっと詳しい人からみたらツッコミどころたくさんありそうですが、個別株で損ばかりして分からない、というこのブログの読者の方がいたら、一度同じようにチェックしてみたらいいことがあるかもしれません。