新型コロナについて正直今思っていること

こんにちは、ロスジェネ勤務医(@losgenedoctor)です。

大きな批判の声もありましたが、来週金曜にオリンピック開幕ですね。

緊急事態宣言下、無観客での異例の五輪となりますが、コロナで世界的なイベントがずっと無かったので、久々にお祭りが見られるということで個人的には楽しみにしています。

海外から変異株が入ってくるとか、人が集まって動くから感染が広がって駄目だとかいう声があるのは承知していますが、もう新型コロナはそんなことを言っているフェーズではないと思います。

ゼロコロナを保つための労力と経済的損失が割りに合わないと世界中が気づき始め、合理的に社会を動かすにはもうコロナと共存するしかないんですね。

 また第５波がやってきているのにどうするんだ、とは確かに思います。

また緊急事態宣言。これみたらしょうがないかなって思うけど、ワクチンで重症化が減るのに前と同じ基準でやるのが妥当なんだろうかと疑問には感じる。 pic.twitter.com/cYfLeHmH6U

— ロスジェネ勤務医 (@losgenedoctor) July 7, 2021

 しかしこのツイートでも書きましたが、リスクの高い人達にワクチンが行き渡っている現在、以前と同じようにコロナを扱っていいのか？と少し考えなければならないと思います。

コロナで日本だけが経済の回復が世界で立ち遅れ、死者や感染者数より、こちらの方が明らかに問題だと思います。やはり考え方を変えていく必要がある。

ワクチンでどんどんリスクが低くなっているのにコロナが怖い、という信仰のようなものだけが残って、ずっとドラクエでいう「どく」状態で日本だけ世界経済の中戦って行かなければならないとしたら、これはとても不利です。

５０年後、日本が衰退国へ決定的に移行したのはあの時コロナに対する考え方をアップデートできなかったからですね、ということにならないようにしないといけません。

「デルタ株の実効再生産数が従来株よりかなり高い　×　ワクチンがすこし効きにくい」

で、第５波は今のワクチンの接種数では抑えられないでしょう。これはもうしょうがない。やはりワクチンを最後まで打たない人もいると思うので、第６波もきっと来るに違いありません。

しかしワクチンで重症化がかなり防げることが分かっている以上、変な言い方ですが、コロナの怖さばかり強調するような話を減らしていかないといけないと思っています。抑えられない以上、こっちの考え方を変えるしか無い。ワクチンさえ高齢者にしっかり打てば、社会を崩壊させるほど恐ろしいウイルスではないと思います。

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