こんにちは、コッカーマリン(@losgenedoctor)です。
アメリカのトランプ大統領の支持者による連邦議会乱入事件後、IT企業によるトランプ大統領のプラットフォームからの追い出しが加速しています。www3.nhk.or.jp
これに関してはかなり批判も多いです。
なぜIT企業が言論を統制するんだ?ということですよね。
今回、トランプをプラットフォームから排除することでGAFAMの絶大な権力が改めて印象付けられた。これは…これら企業にとって大きなリスクだと思う。
— じっちゃま (@hirosetakao) January 10, 2021
むしろGAFAM側が自分の首をしめているのではないか、という気もします。
特にヨーロッパ的価値観とは相容れない気もします。
トランプ氏ツイッター凍結、欧州で批判「制限、法律で」https://t.co/CBZ2XtF7ma
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) January 12, 2021
僕も巨大とはいえ私企業が公人の発信を遮るというのは問題だと思います。
ネットで言われているように、トランプよりバイデンにそういう企業が肩入れしているから言論封鎖しているというわけではなくて、投稿により何か問題が起きた場合に責任を追求されることを恐れただけだと思いますが。
GAFAは全く民主的でない方法で個人(トランプですら)を社会的に抹殺する。IT機器やWebサービスSNSなどをうまく使いこなし、古い価値観に捕われていないつもりの人々の多くが、実は巨大IT企業の価値観に絡め取られているだけなんだろうな。
— ロスジェネ勤務医 (@losgenedoctor) January 13, 2021
今世界を席巻している巨大IT企業は、まさに資本主義そのものでどんどん膨張していく宿命にあります。
膨張しないと次にやってくる企業に根絶やしにされるので、個人の人権など実質的に無視して前に進む(そして儲ける)しかない。
国がやるような弱者救済なんて甘いことはやってくれません。
表面上は美辞麗句を並べてくるんですけどね。
しかしBigTechみたいな巨大企業が国家に代わってインフラ整備や徴税や公共事業みたいなことを肩代わりすることの問題点が非常に分かりやすく表れてきたが、企業の価値観に乗れている側の人間にとってはむしろ、国家にはできない「国民の選別・切り捨て」をやってくれるから痛快で仕方ないだろうな。
— すずもと (@aruto250) January 10, 2021
BigTechが軒並みトランプ締め出しの構えで、日本の暴力団のような扱いになってるけど、これはそれこそBigTech的なものでライフスタイルを形作っているような意識高い層にとっては「心強い味方」「技術が暴走などせず倫理を持ち合わせている証し」と見えているのだろうな。
— すずもと (@aruto250) January 10, 2021
池田信夫氏が言うように、プラットフォームが国家を超える日がどんどん近づいている気がします。
国家の権力の源泉は軍隊という暴力装置なのですが、米中の新冷戦では核による戦争というよりサーバ攻撃などのIT戦争が重要な役割を果たすと言われていて、世界の情報の多くを抑えているIT企業にアメリカの政府といえどもうかつに力を振るえないでしょう。
個人的には今回のトランプ氏のSNSなどからの排除のニュースは相当重要だと思ってみています。
国というのもなかなかひどい存在ですが、グーグルに本当に支配される世の中というのは嫌だなぁとも思います。
各国の首脳も、SNSの利用に関しては慎重になっていく流れは起きそうですね。