ロスジェネ勤務医の資産形成ブログ

ロスジェネ世代麻酔科医師のコッカーマリンです。資産形成や日々のことについて感じたことを書き綴ります。

「夜の街」従業員 定期検査へ〜夜の街という文化は無くなる運命にあるのか?

こんにちは、コッカーマリン(@losgenedoctor)です。

 

こんな記事がありました。

www.nikkei.com

西村康稔経済財政・再生相は7日、夜の繁華街で新型コロナウイルスの感染が広がっていることを受けて、繁華街の接待を伴う飲食店の従業員に定期的な検査を促す方針を明らかにした。ホストクラブやキャバレーなどを念頭に置いている。東京都の小池百合子知事らと対策を協議した後、記者会見で説明した。

繁華街で接待を伴う飲食店の感染対策は業界団体と専門家が週内にもガイドラインをまとめる方向で調整している。従業員と利用客にマスクやフェースガードの着用を求める。西村氏によると小池知事は感染対策を実践していることを示すステッカーを事業者に配る案を示したという。

 

夜の繁華街、特にホストクラブとかキャバクラでコロナの感染が広がっていることはかなりクラスタ班からすると困った問題なんでしょうね。。

彼らの間だけで感染が広がるんならいいんですけど、当然そういうところに行っている人がそれ以外の社会でも活動するわけですから、今のところ一番の"培養の場"となっているそういうところに規制をかけようとするのは当たり前かな、とも思いました。

とはいってもキャバクラで嬢と客がお互いにフェイスガードとかマスクをやっている絵面はなかなか想像できないですけど。。

 

今ふと思うとコロナ感染を抑える議論の時に、

飲食店は営業停止にすべきだ・なぜ税金で休業補償してやる必要があるのか・こうなるリスクを考えて普段からやっていないのがいけない(自己責任)・自分はこういうリスクを避けるために今の仕事を選んでいるんだ

という意見が結構あったように思います。

 

そういう意見も大いに分かります。

サラリーマンと違って自由に好きな仕事やってるんだからしょうがねぇだろ、とか儲かったらすごい儲かるんだから、ハイリスクハイリターンなだけだろう、とも思わないこともないです。

でも実際にはそんな単純な話でもないこともなんとなく分かります。

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ただ社会の誰にも関係するような大きな問題がやってきて、一部の属性の人が特に大きな被害を受ける場合、その属性の人たちが関わっていた仕事というのが一気にすべて淘汰されるなんてことがあるんでしょうか。

特にそれがエッセンシャルな仕事ではない場合。

 

ホストクラブもキャバクラも、生きるためには全然なくても良いものですよね。

しかし文化としてはずっと自然に存在してきていたものです。

だれかが強制的に作らせた施設ではない。

 

やはりどう考えても人間の中の一定数の人間は、たまにお酒を異性と飲める店とかに行きたいようにできているんだ、ということだと思うんですよね。

 

別に水商売でなくても、単に外食、という意味でもそうですよね。

人間というのはたまに外食もしたい生き物なんですよ。

 

真面目にウイルス撲滅で頑張るなら、そういった文化は全部消滅する運命にあるのではないか、とすら思います。

それっていいことでしょうか。

人間の自然な欲求に逆らった不自然な話な気もします。

 

もしかしたら、外食の店が存在するから行きたくなるだけで、無くなったら無くなったで、別に問題なくいけるもんなんでしょうか。

 

幸い人間はいい加減なので、ウイルスのことが頭の中でだんだん薄れてしまったりするので、飲食店が全部なくなってしまう、なんてことは無さそうですが。

 

なんとなくそんなことを考えるときがあります。