こんにちは、コッカーマリンです。
「空間除菌」を謳った商品があとからあとから出てきます。
始めは「クレベリン」(二酸化塩素)だったと思いますが。
オゾン洗浄とか、次亜塩素酸水、次亜塩素酸ナトリウム水とかが今出てきているようでうす。
謎の「オゾン発生器」なるものを情弱に売りつける業者の格好のネタになるの、分かっててこんな発表したんでしょうか。というかそういうの作る会社のCOIありまくりの研究。「奈良県立医大教授の発表」とか言われたら大半の人間は信じる。 https://t.co/3ixZlWE1VI
— ロスジェネ勤務医 (@losgenedoctor) May 23, 2020
「オゾンがウイルスを殺せる」という謳い文句で発生器を売りつけるわけです。
「○○大教授」の名前を借りてもっともらしくして。
0.1ppm以上吸入したら毒性がある物質を6ppmで一時間も暴露させたら、そりゃウイルスでもなんでも死滅するに決まってます。
こういう研究(笑)って、ほんとたち悪いと思います。
別に捏造でも間違ったことも言ってないんですよね。
でも「ありえない」条件で実験をやっていて、それって一般の人にはまず分からない。自分からもわざわざ説明しないですし。
まぁ院生にとりあえず論文を書かせるためにちょっと変な条件といえば変な条件、みたいな実験をやらせるのはまぁ苦笑いで終わるところですが、コロナに便乗したこんなのは僕は認められません。
もし「これをやってたら大丈夫だ」ということになって、もっと大事なアルコール清拭マスクが疎かになったらどうするんだ、と思うんですね。
次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水の話はちょっとうまくできていています。
詐欺師というのはそこに目をつけるんですね。
「次亜塩素酸ナトリウム」は要するにハイターで、薄めて使わないと危ないし、薄めてもアルカリ性で直接触ると手荒れする、と。
一方「次亜塩素酸水」は中性に近いものもあるので、安全ですよ、というわけです。
それをさらに噴霧して使いましょう、と。
次亜塩素酸水は次亜塩素酸ナトリウムのように消毒効果がしっかりと調べられていなかったので、今回のコロナの件で改めて確かめる研究(笑)が報道されるのですが、そんなの消毒効果あるのは当たり前なわけです。
どちらも有効な消毒成分は塩素であり、注意するべきは人間は空気中で塩素を0.5ppm以上吸入してはいけませんということです。
塩素はウイルスにも毒ですが、人間にも毒になるんです。当たり前ですが。
次亜塩素酸ナトリウムの場合、0.05%(500ppm)以上でウイルスに対する消毒効果が認められています。まぁ条件はそれだけではないんですが。
次亜塩素酸水の場合は多少違うかもしれませんが、基本的には同じようなものです。直接触った時に手荒れが少しマシなくらいでしょう。
溶液の次亜塩素酸ナトリウムの濃度と、それが分解されて空中で塩素になった時の濃度との関係は明確ではありませんが、空気中でウイルスに効果のある濃度になっていたら、そこはまず人間がいてはならない空間であるのは間違いなさそうですね。
僕がこんなブログで書くまでもなく、我らがサラヤのHPに 明確に書いていますね。
消毒にかかる費用と労力が無駄
消毒剤は対象物に触れることで効果が発揮されます。環境表面や空間にむやみに噴霧するだけでは消毒剤の触れる箇所にムラができ、十分な効果は得られません。適切な消毒をしなければ、そこに費やした費用・労力はすぐ無駄になります。
コロナ患者がいた部屋を、白い防護服着た業者さん呼んできてシューッとなんか噴霧して滅菌してもらうイメージでみんな思っていますが、それ間違ってるんですね。
せっせとサラサイドの除菌クロス(または0.05%の次亜塩素酸水ナトリウム)で拭くのが一番正しいというわけですね。
厚生省も注意喚起をしています。
消毒・清掃等の実施
新型コロナウイルス感染が疑われる者が利用した部屋や車両等について は、清掃を実施する。具体的には、手袋を着用し、消毒用エタノールで清拭 する。または、次亜塩素酸ナトリウム液で清拭後、湿式清掃し、乾燥させる。なお、次亜塩素酸を含む消毒薬の噴霧については、吸引すると有害であ り、効果が不確実であることから行わないこと。トイレのドアノブや取手等 は、消毒用エタノールで清拭する。
今のところ「空間除菌」をする方法はないので、そういうものを謳った製品や話は全部人を騙しにかかっていると思っておいたほうが良いです。
というかそんな素晴らしいものがあるのなら、病院で大量に購入して院内感染ゼロになるはずで、作っている会社の時価総額はAppleを超えるでしょう。
この話題に関して結構ほとんどの人は「なんとなく怪しいけど、どうなんだろう?」くらいの理解みたいなので、記事にしてみました。