こんにちは、コッカーマリン(@losgenedoctor)です。
ツイッターのトレンドに #結婚できないんじゃないしないだけ というのが入ってて昔そんなこと思ってたな、と思い出しました。
僕は既婚ですが、別に結婚願望は全然なかったです。
男の医者でこういう人多いんじゃないでしょうか。女性の医者でも結構居ると思います。
なんというか、一人で生きている、生きていける感じがしていましたね。結婚して子供できたり、年をとったりすると「人間ひとりじゃないんだ」とか神妙なことを考えたりするようになりましたが。
そして今でも別に急に一人になっても多分大丈夫でしょう。人生楽しめると思います。
奥さんとか子供の記憶が綺麗サッパリ消滅するなら、ですけど。
パラレルワールドで、一生独身の人生もありだったかな、と思います。
#結婚できないんじゃないしないだけ というのは本当にあると思うんですよね。
やせ我慢じゃなくて。
結婚という社会システムそのものがすごく時代遅れで、本当に変えたほうがいい。
ただ、結婚したからにはそのシステムにすごくコミットする必要があると思っていて。
なんやらSNSでの「離婚します」みたいなのに与えられる承認がすごい。いろんな理由があると思うけど、一つにはみんな人の不幸は余裕を持って笑顔で見れるし応援()もしやすい、というのもある。
— ロスジェネ勤務医 (@losgenedoctor) May 9, 2020
離婚とかやっぱりダメですよ。特に医者同士の結婚でない場合、医者側にとってコスパが悪すぎます。
相手も自分も相当消耗するし、子供いたりしたら悲惨ですよ。
お互いの家族にも多大な不幸をもたらします。
人生のうちの何年かだけ「結婚して子供がいて社会的にちゃんとした人になる」コストとしては莫大過ぎる。
まぁもちろん誰も離婚しようと思って離婚するわけじゃないんでしょうし、僕がたまたまうまくいっているだけなのを一般化して話すなよ、とも言えますが。
でも僕が言いたいのは、結婚するなら死ぬ気でそこにコミットするべき、じゃないなら結婚なんてするな、です。
「結婚してみたけど、離婚しちゃいました、相手がサイテーでした」ってツイートしていいね!がたくさんついて、ネットで承認が満たされる、みたいなのがハッキリ言って胸くそ悪いです。
「彼氏と別れちゃいました」ってツイートしてもそんなにいいね!つかないでしょ。
離婚ネタに承認がつきやすいのは、「離婚した不幸をタイムリーにわざわざ明るみにするというネタ」を消費されているだけで。
自分がダメな選択をしたんだ、という当たり前の自己認識をしないまま前に進んでもダメでしょう。
あなたが医者で、優秀なつもりなら、その優秀さを最大限使って結婚生活にコミットすべきで、相手を結婚したときよりも好きになり続ける努力をするべきです。
それをやるつもりがないなら結婚なんてするべきではないです。同調圧力に負けてはいけません。
子供がほしい、という個人的な喜びを享受したいなら、それに伴う大きなデメリットも受け入れる必要があります(結婚せずに子供をもうけるということも含めて)。
相手を異性として愛せるのは何年かだけで、あとは浮気でもしないとだめだ、みたいなのも嘘です。人によるし、夫婦お互いのやり方でなんとでもなります。
あと結婚してるのに浮気する男って、自分に男としての自信がないからだと個人的には思っています。
なんか、独身時代にやり遂げられていないんですよ多分。
そういう恥ずかしいことはやめた方がいい。
#結婚できないんじゃないしないだけ って言葉のツライところは、説得力がどうしても無いところなんですよね。無茶苦茶モテてていつでも結婚できる状態でも、こういってしまうとなんか嘘じゃないのか、って聞こえる。
まぁ世の中にはそういうことたくさんあります。しょうがない。
こういうのも世の中結婚しない人が増えてきているのでどんどん意識変わっていくでしょう。あと、結婚しなくても子供を産み育てやすくする社会づくりってのは重要だと思います。
もちろん結婚して子供がいて、家を建てて住む、みたいな人生もまだまだ捨てがたいものだと思いますが。