こんにちは、コッカーマリンです。
団塊の世代の人たち、まさに自分の親とか妻の親とかその世代の人達と話していているとよく「死ぬまでにお金を使い切ってしまわないといけない」「子供に残さないのがいいことだ」というようなことを言うので違和感を感じることがあります。
こんな記事にもあるように、後世の世代にお金を残さないことが美徳であるという意見を持ってる人が結構多いようで。
定年退職後は西郷隆盛の「児孫のために美田を買わず」、江戸っ子の「宵越しの金は持たない」の発想で、財産が残りそうなら生きている間に使い切っちゃいましょう。大いに老後をエンジョイし、国内需要を盛り上げましょう。憂国の思いに端を発するその尊い姿は、団塊の世代の前の世代、続く世代の強い共感を呼ぶに違いありません。 これから日本を背負って立つ、ちょっと甘えの目立つ若い世代も相続する財産がなくなれば、自らの生活の糧を自分で稼がなければならなくなりますから、必死になって知恵を出して新たな商品やサービスの開発に取り組むようになると考えられます。
僕の親もよくそんなこと言っています。
まぁうちの場合残してもらうほどの資産は無いようですけど。
家のリフォームやら、旅行やら結構ガンガン使ってますよね。
そんな汚い家リフォームしても。。とか思っちゃいますけど(もちろん言いませんけど)。
旗もった添乗員についていって、観光客用のホテルまずい食事、お金溝に捨ててるようにみえますけど。。
断捨離とか全然できてない。あんなのは単なるブームですよ。
モノに溢れた人生で、自分の「欲」そのものの中にまみれて生きているように僕にはみえますが。
なかなか捨て去れないみたいですね。
まぁ彼らはそういう文化の中で育ってきているので、今の感覚で批判するのはちょっと違うような気もしますけど。
資産を子供に残さないこと。
どうなんでしょうか。
確かに資産をたくさん引き継いだボンボンみたいなのって駄目になる気はしますけどね。
そんなやついっぱいいるし。
でも子供に残さなくてもむしろ親に頼れないことによってちゃんと幸せになれます、みたいな考え方はこれからは通用しないのではないかと思うんです。
我々ロスジェネ世代で今現在親をしている人には割と分かってもらえるんじゃないかと思うんですが、僕なんて子供にたくさんお金や有価証券、不動産残してあげたいとおもいますね。
だってこんなに国が衰退してきていて、これから支えないといけない老人の割合もどんどん増えていく可愛そうな自分たちのこどもたちの世代に、たくさん残してあげようって思わないですか?
教育も与えてあげたいし、ネット社会のリテラシー、お金のリテラシー、そんなものも当然ですが、現にお金に変えられる資産そのものも残してあげたいんですよね。
どう考えてもキツくなるこの日本という国で生まれた子供が貧困に陥らないようにリスクをヘッジしておいてあげる。
これが今子供を作るという選択肢を選んだ大人の責任というものでしょう。
給料月50万円もらって、社会保障費税金で実質20万円しか手取りありません。
家賃光熱費で10万円。
月10万円しか自由に使えません。
全然ありえますからね。
日本という国にとらわれず、グローバルに活躍できる人間に育ててあげればいい、というのはもちろんそうだと思います。
でもそうならなかったら?
お金があれば人生の選択肢は増えるはずです。
努力しなくてもお金があったら駄目な人間になる?
それはとても懸念することです。
僕が一番キライなタイプの人間です。
そうならないようにどうやって子供と接していくのか、それは考える必要はあると思います。
かといって自分のお金は自分で使い切る、子供は勝手にやってください、というのはあまりに無責任で甘いと思います。
団塊世代が若いときは経済がどんどん成長してお金が回っていましたから、努力が成功に結びつく可能性が高かったんです。
というか努力なんてしなくても結婚できたし給料も上がっていった。
でもこれまでの日本とこれからの日本は全く違いますから、努力して成功する確率は下がっている。
なのでチャレンジする回数、試行回数を増やすためにも、親から引き継いだものであれ資産は少しでも多いほうがいいのです。
そう考えると団塊の親のある意味甘くて古いファンタジーのような考え方につきあわされて、洗脳され、将来のリスクヘッジもちゃんとできていないロスジェネ世代は本当にヤバいと思います。
金遣いの荒い団塊に残してもらえないし。
団塊みたいに逃げ切れないし。
これだけハッキリと国の衰退が目に見えてきても、今からどうすることもできない感じもある。
今の若い人が子供作らないのもそれ自体がリスクヘッジですからね。
賢いですよ。
だからこそ今子供をつくった人間は余計に頑張らないといけないと駄目だとよく考えています。
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