ロスジェネ勤務医の資産形成ブログ

ロスジェネ世代麻酔科医師のコッカーマリンです。資産形成や日々のことについて感じたことを書き綴ります。

少子高齢化の別の解決策は一夫多妻制

こんにちは、コッカーマリンです。

 

先日のエントリーで高齢者にかかるコストを減らし、いかに子供を増やしたらいいかという僕の考え方を書きましたが、別の視点からの話です。

 

資本主義社会での少子高齢化、これには結婚制度というのが相当悪さをしているという話があります。

 

資本主義社会ではピケティではないですが資本家がどんどん富を蓄え、労働者は永遠に搾取され続けるのはもう宿命です。

この仕組み自体に資産税などで歯止めをかける考え方もありますが、それは置いとくとして、資本主義自体がそういうもんなわけです。

 

資本家が強欲であるかとかそういうこととは関係なく、そういうものなんだ、という理解をしている方がいいです。

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もともと霊長類はサル山を観察した研究でも分かるそうですが、エリートオスがメスをすべて独占するというようにできているそうです。

人間も本当はそれが自然なのです。

 

例えば若い独身の男10人と女10人がいて、男としてまたは女としての魅力の順位が1から10まで順番がついていたとしましょう。

自然にいくと1番のオトコが1から5番までの女を独占し、2番の男が6から8番までの女、3番の男が9と10の女をゲットし、すべての女が優秀な遺伝子をもった子供を産めるわけです。

それが自然なわけですが、人間はサルではないのでそうはいかんのです。

 

自分がその村の長老だったとしましょう。

1番から3番までの男はいいです。性欲も満たせるしDNAも残せる。

しかし4番から10番までのあとの7人の男が暴徒化してしまっては困るわけです。

サルと違って人間は道具も使えるから、いくら1番の男が屈強でも10番の男がナイフを持っていたらいくらでもやっつけられるわけです。

4から10番の男達が徒党を組んでもまずい。

それを防ぐための治安のコストは多大なために、効率が良くない。

なので結婚という仕組みを作って男全員に女を与えて、社会的コストを結果的に下げることとした、というのが結婚制度の存在する理由なんですね。多分。

 

そもそも1番の男にしても、5人女を手に入れても、一人の女しか手に入れられない場合と比べて5倍幸せなわけではない、というのもあると思います。

脳内で出るセロトニンの量は上限がありますから。

なので魅力的な男もこの仕組みに賛同したわけです。

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戦後の日本もこれまで社会に十分な富があるうちは、4から10番目の男にも4から10番目の女を養うくらいの稼ぎが保証されていたんです。

女性も生活をできるくらいのお金を入れてくれて、自分の子孫を残せるわけですからしょうがなく4から10番の男と結婚していたわけです。

 

しかし今の日本は衰退して全体のパイが減ってしまい4から10番目の男に家族を食わせる経済力がなくなってしまいました

さらに、資本主義が発展したために資本家(魅力的な男達)に富がさらに偏在しつつあり、4から10番目の男達はさらに経済力が失われている。

 

4-10番目の女達も自分が働くことで4-10番の男達と結婚して世帯としては子供を生み育てることは可能でも、そこまでして「1から3番目の男とDNAを残したい」という本能を封じるメリットを感じてないわけです。

結果として生涯未婚率が男女ともにどんどん上がっています。

これが直接的に子供が生まれない原因になります。

未婚の母になることのハードルかなり高いですもんね。

 

「4-10番目の女を1-3番目の男の側室・妾とする」のを社会の仕組みとして禁止しているのが結婚制度です。

金持ちの男が子供を認知したらすごいお金をとられるというルールも含めて、です。

 

4から10番の女性は今のルールでは子供を残せないんですよね。そもそも4から10番目の男の子供なんて本当は欲しくないんです。

彼女達が欲するDNAを得てちゃんと子供を生めるようにするのはいいことなんじゃないでしょうか。

何十億と稼ぐ男が100人くらい子供いたっていいんじゃないかと僕は思います。

 

結婚制度の仕組みがもしなくなり、一夫多妻制が社会的コンセンサスを得られれば相当少子化は改善するのではないかと僕は推測します。

1番の男を独占できていた1番の女性が文句いうでしょうけどね。