ロスジェネ勤務医の資産形成ブログ

ロスジェネ世代麻酔科医師のコッカーマリンです。資産形成や日々のことについて感じたことを書き綴ります。

米中貿易戦争 長期的にみると

こんにちは、コッカーマリンです。

 

米中貿易戦争は新しいラウンドに入ったみたいですね。

関税を掛け合って始まったこの戦いですが、次は通貨安戦争です。

以前から元の切り下げは言われていましたしね、やはりということでしょうか。

 

これまではアメリカが圧倒的に勝つ、中国はすぐに屈服するしかない、という空気が流れていたんですが今みてると中国もそう簡単に負けるつもりはない、というかかなり怒っていて攻勢に出ているというふうに感じます。

アメリカは(大統領がトランプとはいえ)選挙もあるしまだ自制ききそうですが、中国は一党独裁だけに暴れだしたら取り返しがつかないかもしれません。こわい。

為替の話が落ち着いたら次は「輸入禁止」でしょうかね。

いずれにしても結局最後アメリカができるのは軍事介入かスパイ工作による中国の内部からの崩壊、しかない気もします。

 

ファーウェイの話みたいな先端技術のことばかりではなくて。

日本でもそうですがアメリカでも消費者は中国製の安いものにどっぷり浸かっています。中国からの輸入がなくなったら物価は一気に上るでしょう。

アメリカでは貧富の差が増大していて、日本の場合は国民の貧困化があるわけで、物価が上がったら困る。

中国をやっつけたいけど自分のところの国民を貧しくしてしまったのでやりきれないんですよね。

 

「アメリカアズナンバーワン」を今後も保つためにアメリカの国民はトランプに拍手喝采してるんですけど、そんな体力は多くの国民には本当はない。

それに皆が気づく前にトランプは再選を決めてしまいたいんでしょうけどね。

 

長期的にみるとインド、東南アジアの時代の始まりなんだと思います。

中国を今はアメリカは目の敵にしていますが、アメリカのベビーブーマー達が高齢になったときに、彼らの資産を買ってくれる人が絶対必要なわけです。

これは「株式投資の未来」にも書かれています。

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中国はまだアメリカが元気なうちにやっつけられてしまいそうです。なぜなら中国は一人っ子政策のために近い将来すさまじい勢いで少子高齢化が進むのは目に見えているからで、今覇権をとれなかったらもうダメでしょう。

人権問題などもかかえていて、若くて優秀な人が国内に残らないと思います。

 

いまから20年くらいのあいだにインドネシアやインドなどが力をつけて、中国がやったような間違いさえ起こさなければ自然と覇権はそちらへうつっていくのではないか、と僕は思います。