ロスジェネ勤務医の資産形成ブログ

ロスジェネ世代麻酔科医師のコッカーマリンです。資産形成や日々のことについて感じたことを書き綴ります。

医院を開業した友人と話して感じたこと

こんにちは、コッカーマリンです。

 

最近身近で開業するという同年代の医師が多いです。

麻酔科だし全くそんなこと考えたこともないので、なんかこれからの時代に厳しいんじゃないのかなーとかふと思っちゃったりするんですが、本人たちに聞くとちゃんと勝算あるみたいですね。

 

そんな人達と先日飲みにいって、思い切って聞いてみたんですね。

「なんでそもそも開業したん?」

 

お金がほしいから、というのは当然あるんでしょうけど(そんなこと彼ら言わないけど)、結構皆の意見が一致していたのは

「開業してから来てくれるのは、自分を指名して来てくれる人だからやる気が出る」

ということでした。

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あー、なるほどなぁ、と思いました。

一般の病院で勤務医していても、患者さんが自分の外来に来るのはどこまでいっても自分の肩書とか○○病院の先生だからですよね。

 

クリニックを開業して、ずっと来てくれるのは自分自体を信頼してくれているからです。

 

開業して大した治療ができなくなっても、やる気はそれで保たれるんだろうな、と感じました。

やったらやるだけ収入が増えるというのもあると思うけど。

 

麻酔科で、心臓麻酔とか移植麻酔とか、まぁそういうウデのなる症例をやらなくなっていろいろとモチベーションが下がってしまうなんて例は、そう考えるとしょうがないと思いますよね。

患者さんに指名されることなんてないし、外科医にすら指名されることも普通ない。

 

麻酔科医同士で、一目置かれる、みたいな承認欲求しか満たせないと麻酔を単にやり続けるというのって結構しんどい仕事なんだよなぁ、と思ってしまいました。

まぁそれでもとても重要な仕事だとは思うんですけどね、少なくとも現状は。