ロスジェネ勤務医の資産形成ブログ

ロスジェネ世代麻酔科医師のコッカーマリンです。資産形成や日々のことについて感じたことを書き綴ります。

ママ女医の給料がシッター代に消えることについての私見

こんにちは、コッカーマリンです。

 

 ツイッターみてたらシッター代で給料が消えてしまう、という話が議論に少しなっていて興味をひかれました。

 

まずおると先生のこのツイートです。

都内ですが、平日5日夜20:00までみてもらって、月20万円くらいみたいですね。

 普通これは女医さんくらいしか払えないので、ママ女医対象の園という形でやっているわけですね。

 

当然これは高いのではないか?という意見があるわけです。

保育料で給料全部なくなってしまう、そんなんなら働きたくないよという人がいるのは当然ですよね。

 

シッターに預けて当直をする、でもそれだとシッター代のほうが高くなる、だから当直なんてしたくない、という話もあります。

 

めちゃくちゃ分かりますよ、当直がんばってやってその分の給料が全部シッター代に消えるならアホみたいな話ですよね。

じゃあ時短でいきますわ、というのも一つの戦略でしょう。

 

しかし僕の私見を言わせてもらうと、ちょっとその発想はおかしいと思いますね。

 

本当は医局に属して医者として働く、病院組織で勤務医をやるというのには当直業務を行うこと、時間外も働くことが含まれているわけですよ。

 

高齢者が増えて病院の業務が増えているのに、あまりに「当直のできない」女医さんが増えてきているので、時短勤務みたいなのが特に麻酔科みたいな科で増えてきてるわけですが、医療の世界の構造改革が全く進んでいないのにそんな無理なことができるわけないんですよね。本当はママ女医さんも当直しないと現場は回らないんですよ。

無理は一部の男性中堅医師みたいなのにしわ寄せいっています。

 

子育てをしながら仕事を続けたいという願望はママ女医さん個人のキャリアのためなわけですから、その「コスト」がその時点での医者としての給料を凌駕してもなんの不思議もないんじゃないでしょうか。

というか「女医さんの子供」みたいなタイプの子供はお金がかかりますよ、安全にどれだけ気をかけてるとか一緒に入る園の子の感じとか地域とか、どこでもいいというわけじゃないでしょう??

 

まぁ個人的には普通の勤務医してる程度の女医さんのキャリアなんかより、子供を安全にうまく育てることのほうがよっぽど値打ちあると思いますよ。

それくらいあなた達の子供は値打ちがあるんだよ、と言いたいですね。

 

もちろんママ女医さんでも離婚していて親も遠くにいます、とかみたいな人もいるわけで、そういう人は当直なんてできないですよね。生活できないし。

時短勤務ってのはそういう人のためにあるもんだと思うんですよね。

 

旦那さんもちゃんといるのにママになったら当然のように当直しません時短勤務をします、学会の専門医の維持もさせていただきます、みたいなことを言い出す人、

正直時短勤務という制度を「悪用」しているなと思っています。