こんにちは、コッカーマリンです。
「医学生・若手医師のための 誰も教えてくれなかったおカネの話」を読みました。
著者はDr.Kという30歳台の勤務医の先生で、株式運用でいわゆる「億り人」になっておられる先生です。
アベノミクスで一気に株式で資産を増やした方のようで、その経過の中でお金や資産にまつわるいろんな知識を身につけ、この著書でその知見をわかりやすく、主に若手医師にむけて紹介してくれています。
というか、(確か明言はしていないけど)このDr.K、有名ツイッタラーのインヴェスドクター先生(@Invesdoctor)先生だと思うんですけど。。
30台の勤務医で株だけで億り人なんて人そんなにいないでしょうから。
それはそうと、いわゆる普通のマネー本と違うのはまさしく医者が医者向けに書いているという点です。
医者の給料はだいたいいくら位になるのか、収入の面からみて医局に入るのと入らないのとではどう違うのか、ふるさと納税をやるとなぜ得なのか、生命保険にはどのようなものに入るべきなのか、不動産投資はやるべきなのかどうか、、
など、なんとなく医者ならちょっとは気になってるけどようわからん、ということをめっちゃ詳しい先生がこうしたらまぁ妥当だよ、と教えてくれてるような内容の本だと思っていいんじゃないでしょうか。
@Invesdoctor先生の本なんで、バリュー投資のやり方みたいなのちょっと期待しましたが、そういう部分はあまりありませんでした。別の本があるみたいです。
内容はすべての医者にとって役に立つと思いましたし、僕も若いころこの本に出会いたかったなぁと思いました。
そんなに難しいこと書かれてないんですが、この本に書いてるくらいのことですらみんなわかってないですよね、、
不動産投資に関する話、とても共感できました。
不動産に関しては圧倒的に情報の非対称性があり、詳しくない勤務医なんてカモである、と相当強調して記されています。
僕もそう思います。
物件自体の見極めもあるけど、内装工事の業者だって値段ふっかけてきますかね、それがどういう理屈で「高い」のかちゃんと分かってないとダメなわけですよ。
株式投資はちゃんと勉強したらするほどうまくなる、とおっしゃっています。
まぁ僕は勉強が中途半端で、そのせいなのかそんなに儲かっていないわけですが、、
というわけでほとんどの若手医師、というか医者全員におすすめの本です。
アマゾンのレビューで「インターネットで調べられる内容で値段が高い」というのがありましたが、だったら自分でインターネットで調べた内容をコピペして本を出したらいいのに、と思いました。
ちなみにインヴェスドクター先生、関西在住の30台家庭子持ち呼吸器内科医、医局を離れている、イニシャルがK(それはわざと変えている可能性も)ということでわりと特定されてしまう気もしますが、、