ロスジェネ勤務医の資産形成ブログ

ロスジェネ世代麻酔科医師のコッカーマリンです。資産形成や日々のことについて感じたことを書き綴ります。

国が貧乏になる、ってどういうことなんだろうか

こんばんは、コッカーマリンです。

 

日経はちかごろなんとなくボラリティが高くて気持ちわるい相場が続いています。

今日は配当の権利確定日ということもあって大きく上げましたが、4月はどんな相場になるんでしょうか。噂ではGWの10連休前に手仕舞い売りがありそうだ、ということですが、どうでしょう。

 

長期的には日本が今より貧しい国になるのは間違いないと思うんですよね。人口自体減っているし老人の比率がどんどん上がってきて、どんどん余裕がなくなってきています。

いくら国の借金が何兆円だ、という話がでてきても実際になにか不都合がでてきたなぁと思うことはあまりなかったですが、近頃ステルス値上げの話などがでてきて、あーとうとう始まったか、という気がしています。

 

政府は頑張って円安にして輸出企業が有利になるような金融政策をとっているわけですが、それってよく考えたら長期的に良いのかどうかわかりません。日本人みんなが持っている円の価値が下がるわけですからね。

円が弱くなると外国からなにか輸入するときに不利です。

原油なんてのは全部輸入なわけですから、アベノミクスの円安+原発停止なんてのはむちゃくちゃ国富を流出させるわけですよね。

 

企業はちゃんと生き残るでしょう。ほぼ日本の企業という体裁はなくなっているかもしれませんが。問題は普通の国民です。

 

原材料を輸入するコストが上がっているのに相変わらずダイソーとかはたくさんありますよね。

しかも近頃Made in Japanが100均でも多いです。

そう、相対的に人件費が安くなっているからじゃないでしょうか。特にアジア各国と比べて。

 

ステルス値上げをするということは、つまり「値上げをすると売れなくなる」という意味です。

安いモノしか売れないから人件費は上がらず、周りめぐってやはり消費者=労働者は安いモノしか買わないということになる。

 

もちろんお金はみんな貯められません。お金に余裕のない人は投資に回すお金もないのんで、ずっとお金はないままでしょう。

昔のフィリピンなんて想像したら、国が貧乏になるというのがどういうことが少しわかるかもしれません。フィリピンの人はみな日本などの外国に出稼ぎに行ったわけですよね。稼いだ円を国で換金したら大金になるわけです。

f:id:cokermarin:20190326225529j:plain

日本人もインドネシアに出稼ぎにいって、日本へ仕送りするような日がくるかもしれません。ただ語学がダメなロスジェネ世代のおじさんおばさんがそんなことできるはずもなく、なんか暗い未来しか想像できなくなってきました。