ロスジェネ勤務医の資産形成ブログ

ロスジェネ世代麻酔科医師のコッカーマリンです。資産形成や日々のことについて感じたことを書き綴ります。

看護師さんが待遇改善を求めています

こんにちは、コッカーマリンです。

 

どんな施設でも待遇改善というのはたまに現場からあがると思うのですが、実はうちのオペ室でもそういう問題が持ち上がってきました。

 

いまのうちのオペ室の看護師はスタッフ10人くらいでまわしていて、そのうち3人は時短勤務の非常勤なので新人含めて7人しか休日や夜間のオンコールできる人がいないんですね。休日も半分近くはオンコールになってしまうわけです。

 

オンコールであって当直ではないし、そんなに緊急手術が多いわけでもないのでほとんど呼ばれないんですが、とにかく縛られるのが負担だということで、どうにかしてくれと希望が出たわけです。

そりゃ確かにそうだと思います。しんどいと思う。

オンコール代はいちおう出ているみたいなのですが、大した金額ではないのでとにかく無くしてほしいというのが希望なんだと思います。

外科や病院幹部と相談したのですが、いくら休日にオペをやる可能性は低くても、やはりそれなりにオペを平日やっている以上術後出血なんかの緊急手術ができる体制がないのは問題ではないか、となりました。事務の上の人は「今でも待遇(=給料)は考慮していてこれ以上給料増やせない」という発想しかできないし、もう半ば引退しているような外科系部長なんかは「じゃあまぁオペしないってことでいいんじゃない?」とか「でも昔は当番じゃなくても呼ばれたらいつでも病院きてたよなー」とかまぁトンチンカンなこと言ってたりしてみてて面白かったです。

以前ブラックな現場で現場のコマとして働いていた経験からいうと、給料を上げろ、とか単純なことじゃなかったりするんですよね、こういうのって。そりゃ主張したとおりオンコールなしになれば嬉しいでしょうけど、そんなにうまくいくとは彼らも思っていないわけですよ。彼らにも職場に対する思いとか忠誠心はあるので、

  • 病院として彼らにオンコールしてもらって助かっている。実際オペがなくてもとても意味のあることなのであるので今後も無理を承知でお願いしたい、と伝える。

これが一番コストもかからず、彼らの気持ちを汲んだ解決策だと思います。ただ言葉だけでは口先だけじゃないかと思われてしまうので、

  • オンコールのやり方をかえる(たとえば30分以内で来れるようにと今はしていますが、2時間くらいで来れれば良いというふうにかえる)
  • オンコールをできる人数が増えるようにこれからもリクルートに力を入れる

などと伝えるのがいいと思っています。

 

待遇改善、といって給料を増やしたりしても結局それは長続きしないと思います。適正な待遇、というのはあってないようなものですからね。

それよりもうちのような小さな施設の場合、「あなたたちと病院はチームである」と伝えてあげるほうがいいと思います。

 

結局うちのような小さな病院がたくさんあって、それぞれがオンコール体制をとっているのが非常に効率がわるいんですね。それが医療関係者の疲弊の根底にあります。

なので本当の解決策は病院の統合、小さな病院での緊急対応の中止、なわけですがそれが全国的な流れになるまではいまのこの病院でちんたら仕事したいと思っています。