ロスジェネ勤務医の資産形成ブログ

ロスジェネ世代勤務医のコッカーマリンです。資産形成や日々のことについて感じたことを書き綴ります。

【東京医大女子学生問題】麻酔科は女性医師問題のさきがけです

こんばんは、コッカーマリンです。

 

女子学生入学問題、まだまだ盛り上がってますね。普通に勤務医をやっている人ならこの問題に無関係な人ってあまりいないので、みんな思うことあるということですね。

この問題がこれだけ大きくなった以上、女性医師は"抑制"されなくなり、女性医師はさらに増えていくでしょう。みなが懸念している問題(女性医師が嫌厭する診療科の人手不足や離職やフルタイム勤務回避による現場の人手不足疲弊など)はより一層悪化するかもしれません。

 

臨床研修制度によりパンドラの箱が開きかけていたのを、女子学生こっそり入れないようにしたり変な専門医制度作ってなんとかしようとあれこれしてたのに、今回の問題が容赦なく完全に開けちゃったという感じでしょうか。。

 

麻酔科は臨床研修制度が始まってから一番人気が出た診療科と言われています。いろいろ理由は思いつきますが、とにかく増えています。

 

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あと女性医師比率が高いです。臨床研修制度後増えた中に女性が多いのかどうか、そういうグラフは見つけられなかったのですがおそらく多いでしょう。そういう意味で特に他の科より女性医師の「活用」についていろいろ考えないといけないんですが、主治医制ではないのでその点では人員配置だけうまく考えればよい面があり、こういう問題には実は対応しやすいと思っています。

 

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しかし前回のエントリーでも書いたとおり仕事が楽になったなぁというのは一度も感じたことはありません。

増えたといってもそれ以上にママさん女医が増えた からだと思います。

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個人的にはもしこの問題が解決できるとすればこうするしかないと思います。

病院を集約化ママさん女医の特権廃止です。

以下実現可能性は無視してシュミレーションしてみました。

 

500床で当直できる麻酔科医4人、ママさん女医3人の病院が4つあるとします。(ありそうでしょ?)

こういう病院を4つ集めて、

2000床で当直できる麻酔科医16人、ママさん女医12人になるわけですね。

緊急オペも増えるでしょうから毎日二人当直することとします。

 

一ヶ月平日20日、休日8日と考え、当直のコマを平日1、土日2とします。

集約化前は36コマ、

集約化後は(一日2人当直するので)36×2で72コマになります。

ママさん女医12人にも月に平日1回+土日の昼間のみ1回で一人2コマだけやってもらうとします。

集約化前は36÷4で一人あたり9コマでした。これはキツイ。

集約化後は(72-12×2)÷16=3となります。

なんと麻酔科医一人3コマですんでしまいます。

 

ママさん女医は当直にあたっている日以外は16時なり17時にきっちり帰れるようにします。フルタイム勤務の先生も月に3コマだけならそれ以外の日に残業があったとしても耐えられるでしょう。経験の少ないママさん女医で当直が怖いという人でも、他にもう一人麻酔科医が院内にいるということで安心感はすごくあると思うので、安全の面でも良い。

 

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当直業務ってきついんですけど、なんにもないのにただいるだけ、みたいな時間があるんですね。ただいるだけで疲れるんですが。それが実質"無駄"なんですよ。

簡単に言うと小さな施設がたくあんあってそれぞれが当直体制敷いていることが無茶苦茶無駄なんではないかということです。

今回シュミレーションしたような形がとれれば(麻酔科に関してだけですが)まさに持続可能な体制だと思います。

 

 ママさん女医が月二コマ当直ができるのか。

できるのか、というかするのか

これはとても深い問題です、というかこれは彼女たちの"既得権益"みたいなものなのです。

ほとんどの人、できないワケないんです。

だってどう考えても月に1回か2回、自分が子供の世話をできない日があることが"不可能である"人がそんなに多いはずがありません。単にしたくない、だけなんですよ。

個別に話を聞くと判を押したように「大変申し訳ないんですが、"絶対"できないんです」と返ってくるんですよね。

・なんでみんなしなくていいのに自分はやらないといけないんだ

・自分がやってしまうと他のママさん女医に睨まれるから

・入職したとき、やらなくていいと聞いた

・子供預ける人がいない(親が近くにいないorシングルであるor旦那がフルタイムの外科医であるなどなど)

はっきりいってすべてワガママなわけです。

自分の子育てに関する信仰やライフスタイルを壊したくないだけなんですね。

子供がなにか慢性的な病気を持っていたり、よほど特殊な状況があるなら理解できますが突き詰めて聞くと「月二回の当直もできない」ほどの話は何もありません。

既得権益を守りたいオジサンと何も精神構造は変わらないのです。

 

医師という仕事を選んだなら、誰かと結婚する時にちゃんと自分のキャリアをサポートしてくれる人がどうかをしっかり考えてから結婚しないといけないわけです。 

根拠のない信仰も尊重されるべきであるという甘えも捨てたほうがいい。

医者ってやはり社会的責任ありますよ。

 

hbr.org

 

まぁ実際はそういう「既得権益」を振りかざしていても、麻酔科不足と言われている中「自分が麻酔をするだけで十分病院はペイしている」「自分には値打ちがある」と考えてしまうんですね。

マジで現場で闘っている他科の女性医師をみるにつけ、申し訳ない気持ちになるのは僕だけでしょうか。