ロスジェネ勤務医の資産形成ブログ

ロスジェネ世代麻酔科医師のコッカーマリンです。資産形成や日々のことについて感じたことを書き綴ります。

ロスジェネって「やりたいこと」が明確じゃない?

こんばんは、コッカーマリンです。

 

僕はまさにロスジェネ世代なわけですが、最近のロスジェネブーム(手取りがこの世代だけ少ないとか、たいてい悪い話ばかりですが、、)をみていて大いに感じるところ、思うところがあります。

 

小学校からの友人三人と今でも仲良くしてて、先日も4人で三重まで旅行行ってきました。他の三人は独身で、いい女の人がいないとかそういう話にすぐなるんですが、もっと僕が気になるのは彼らがみな「なにがやりたい」というのがあんまりないことなんですね。

 

職場で若い人たちと接していてギャップを感じるのは、彼らは〜がしたいから教えてくれる病院に行きたいとかそういうことを言うわけです。僕らはつい「どこにいってもしっかり臨床やれば学べるし、そういう地の力が結局最後は勝負を分ける云々、、」とか言っちゃうわけですがそんなことは彼らにとってはどうでもいい。とにかくやりたいことなりたい像っていうのが何もできない時からしっかりとあって、それに最短コースで辿り着きたいと考えるわけですよね。

 

インターネットの影響が80%くらいあるような気がします。そういうやり方がいいのかどうかわかりませんが、とにかくそうなんですよね。そういう彼らからみるとわれわれ世代の「上の人たちがやってたから、とりあえずそうやろう」っていう生き方はあんまり良くはうつっていないと思います。そう、僕らは「自分がやりたいこと」が自分であんまり明確じゃないんですよね。

 

もっというと若い世代のひとたちのいう「自分のやりたいこと」もホントの意味でやりたいことかどうかは疑問です。みんながアクセスする情報に自分も乗り遅れてはいけない、そうしているうちにそれがあたかも自分がはじめからやりたいことだった気がしているだけな気もします。

 

ロスジェネはこう生きてきた (平凡社新書 465)

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どちらにしても近い年代でも世代間の感覚の違いというものはあって、自分にとって本当に価値があると信じられるものを見つけ出すというのが大事だと思います。

それがまさに生きる意味、なのかもしれませんね。